ホテルのフロントで自分の部屋番号を聞いた男性が逮捕、その理由は。

2008/04/16 10:52 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ホテル経営をしている知人の話を聞いていると、つくづく客商売の難しさを感じてしまいます。「旅の恥はかき捨て」ということわざにある通り、旅行先で羽目を外しても、知っている顔が周りにいないからやりたい放題……。そう思っている人が多いせいでしょうか? 普段ならきっと真面目そうな人ほど、いろいろやらかしてくれるそうです(笑)。

特に多いのが、酔っ払った挙句の失態。(以下、お食事中の方ご注意ください)。前述の知人によると、ある晩、宴会場でしこたま飲んだらしきお客さんが、自分の部屋に戻るまでの間に、「そそう」をしてしまったんだそう。しかもフローリング床ではなく、カーペットの通路に……。それを乗務員総出で拭き掃除しなければならなかったそうなんですが、事件を起こした本人は水分(酒分?)をたっぷり取っていたので千鳥足。かなりの距離と広範囲に渡って、彼の「足取り」が残されていたそうです。

片付け、大変だったろうなぁ(涙)。

もちろん、本人は翌朝そんなことはちっとも覚えておらず、チェックアウトの時も平気な顔でソファに仰け反っており(どこぞの会社のお偉いさんだったらしい)、彼の部下がひたすら謝っていたそうです。

とりあえず、この客人には塩をまいておけ、と(笑)。

ところで、海を渡った米国のあるホテルでも、やっぱり大迷惑な宿泊客が出没してしまったのです。ワイオミング州のビリングという町で、ある晩中年の男性がロビーのフロントに現れ、自分の部屋が判らなくなったから宿泊リストで調べて教えて欲しいとやってきました。

男性はかなり酒気を帯びており、それこそ右も左も判らない状態。しかし、これぐらいならホテルのマネージャーでもへっちゃらなハズ。ところが、結果としてこれが警察を呼ぶまでの騒ぎになってしまったのです。なぜなら、この男性は、

全裸の上に、手には銃を持ち、さらにはカウンターによじ登って先の質問をしてきたのですから……(汗)。

そりゃ、さすがに恐怖でいっぱいです。塩をまくぐらいじゃ退治できません。ということで、駆けつけたポリスに取り押さえられた男性はそのまま(全裸のまま?)御用となりました。

幸い、男性は酔っ払っていただけで、誰かに向けた殺意を持っていたワケではない模様。結果として殺人未遂といった大きな罪にはならないようですが、「disorderly conduct」という、公共の秩序を乱したという罪で起訴されることになるとか。

とりあえず、営業側だったら二度とホテルには来て欲しくありませんねぇ。

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