「デトロイト・メタル・シティ」に強力キャスト、キッスのメンバーも。

2008/04/15 23:32 Written by コジマ

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“史上初のデスメタルギャグマンガ”として人気を博している「デトロイト・メタル・シティ」(若杉公徳、白泉社「ヤングアニマル」連載中)。オシャレ音楽を愛する青年が自分の意思に反し、デスメタルバンド、デトロイト・メタル・シティ(DMC)のフロントマンとしてデスメタル界のカリスマに君臨していくというストーリーで、「このマンガがすごい!」(宝島社)では2007年オトコ版で1位を獲得したほか、単行本(第1〜5巻)の発行部数は250万部を突破している。

芸能人のファンも多く、B'zや矢井田瞳、長澤まさみらがファンを公言し、木村カエラは第3巻の帯コメントを担当、さらにファンクラブ「鋼鉄結社DMC」にはBEAT CRUSADERSのヒダカトオルやthe brilliant greenの川瀬智子(Tommy february6、Tommy heavenly6)らが名誉会員として名を連ねているのだ。

こうした人気を受けて、実写映画版とアニメ版の製作が決定。実写版では李闘士男監督がメガホンを執り、8月の公開に向けて主人公の「ヨハネ・クラウザーII世」こと根岸崇一の出身地である大分県豊後大野市犬飼町などで撮影を行っている。クラウザーさん役を演じる松山ケンイチの変身ぶりは、多くのメディアで取り上げられ話題となったほか、ドラムの「カミュ」こと西田照道役にお笑いトリオ・ロバートの秋山竜次、ベースの「アレキサンダー・ジャギ」こと和田真幸役に細田よしひこ、DMCが所属する「デスレコーズ」の社長役に松雪泰子が決定している。

この豪華キャストに、「デトロイト・メタル・シティ」誕生に多大な影響を与えた米ヘビーメタルバンド、キッスのメンバーであるジーン・シモンズが加わることとなった。自身のホームページで明らかにしたもので、キッスのニュージーランド公演直後、睡眠時間2時間半で東京へ飛んで撮影に臨んだのだとか。役柄について「ロックの悪魔役を演じるよう頼まれ、ぞくぞくした」とつづっていることから、「ブラックメタル界の帝王」ジャック・イル・ダーク役である可能性が高い。

ホームページには多数の芸者と一緒に写った写真とともに、映画用と思われる衣装に身を包んだ本人の写真が掲載されている。キッスの中でも特に過激なパフォーマンスで知られるジーン・シモンズは、「顔のメイクはタトゥーで一生取れない」「ライブ前にはファンの生き血を悪魔に捧げる」などの逸話を持つジャック・イル・ダーク役にぴったりなのだ。公開前から注目を浴びている同作品、“本家”の出演でよりいっそう熱い視線が注がれそう。

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