作者の急逝から9年、人気少女マンガ「イタズラなkiss」の企画展。

2008/04/12 06:05 Written by モノメトロ編集部

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1990年から1999年まで、「別冊マーガレット」に連載されていた人気少女マンガ「イタズラなkiss」。単行本の発行部数は全23巻で2,700万部、「恋愛のバイブル」とまで呼ばれた90年代を代表する作品だが、この「イタズラなkiss」をテーマにした企画展「〜Thanks to KAORU TADA〜 恋がかなう展覧会 イタズラなkiss それから…」が、東京・渋谷の「パルコファクトリー」で始まった。4月4日から放送中のテレビアニメ(TBS系、金曜26時25分から)化を記念したイベントだ。

「イタズラなkiss」は連載中に作者の多田かおるが他界したため、未完のまま終了となった作品としても知られている。その死は「1999年2月21日、引越し作業中に大理石製のテーブル下の床を雑巾がけしていて一息つこうと頭を上げたところ、そのテーブルに頭を強打。夜になってから倒れ意識不明となり、18日後の3月11日、脳内出血にて急逝」(Wikipediaより)という、あまりに突然の別れだった。

そのため、長い年月をかけて描かれてきた主人公の相原琴子と入江直樹の2人がどのような結末に向かっているのかは永遠の謎となってしまったのだが、「構想メモ」として多田かおるが遺した資料と、夫の西川茂氏との間で練られていた結末の構想をもとに、テレビアニメでは全26話で「その後」までのストーリーを描き、完結する。

このテレビアニメ化に伴って始まったのが企画展「〜Thanks to KAORU TADA〜 恋がかなう展覧会 イタズラなkiss それから…」だ。会場では原作、台湾ドラマ版(※2005年にドラマ化。大ヒットを記録し、続編も制作されている)、テレビアニメ版を総ざらいする展示に加え、特設シアターでは台湾ドラマ版「イタズラなKissII〜悪作劇2吻」の初公開映像を上映。さらに多田かおるの書斎を再現した展示や私物も公開される。

連載終了から9年の月日を経て、再び盛り上がりを見せる「イタズラなkiss」。ファンの人は会場を訪れて、「イタズラなkiss」の世界に浸ってみてはいかが?

[イベント概要]
会場:パルコファクトリー(渋谷パルコ・パート1/6F) 東京都渋谷区宇田川町15-1
期間:2008年4月11日(金)−2008年4月21日(月)
時間;10:00am - 9:00pm(最終日は6:00pmまで)
入場料:一般300円・学生200円・小学生以下無料
(ただし、多田かおるオフィシャルFCイタキス ダイスキ会員、パルコカード会員、ジョセフ・チェン日本公式ファンクラブ、Joe’s Family Japan会員、飛輪海日本公式ファンクラブFahrenCiti会員は会員証提示で入場料半額)

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