今年1月に発表されたアップルのノートパソコン「MacBook Air」。斬新なデザインや機能が世界から注目を浴びており、CMはその薄さを誇示するかのように「MacBook Air」を封筒から取り出す内容となっている。このCMでもう1つ印象的なのが、ピアノの弾き語りによる女性ボーカルのCM曲。イスラエル系フランス人のシンガー・ソングライター、ヤエル・ナイムとデイヴィッド・ドナスィヤンの「ニュー・ソウル」という曲なのだが、今回のCMをきっかけに米音楽チャートのビルボードで7位、日本の着うたチャートで1位を記録するなど、世界でブレイクする兆しをみせている。

アップルのCM曲といえば「iPod」のものが有名で、これまでもブラック・アイド・ピーズやジェット、シーザーズ、ゴリラズなどを世に知らしめ、最近もカナダの女性シンガー・ソングライター、ファイストのグラミー賞ノミネートに貢献している。

「MacBook Air」のCM曲となったヤエル・ナイム＆デイヴィッド・ドナスィヤンの「ニュー・ソウル」は、ビルボード総合チャート（Hot 100）で最高7位を記録したほか、デジタルチャートは最高2位を記録。7週が経過した現在も総合43位を維持している。このヒットを受けて、米国でのアルバム発売は当初の予定より2カ月前倒しとなる3月18日に変更された。

日本でも2月26日付の「レコ直着うたフル」デイリーチャートで初登場1位を記録し、6月4日には東京のラフォーレミュージアム原宿で初来日公演が決定した。チケット（全席自由 6,000円）は4月8日に先行販売される予定だ。

「ニュー・ソウル」は「MacBook Air」の公式ページではもちろんのこと、「MySpace」上のページではフル視聴可能。PVやブリトニー・スピアーズの曲をカバーした「トキシック」もフル公開されているので、CMだけでは物足りない人はぜひ。