映画「踊る大捜査線」最新作は「SP」とコラボ? 室井警視正がSPに。

2008/03/25 21:52 Written by コジマ

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刑事ドラマをサラリーマン的に描き、リアリティのある内容が人気を呼んだフジテレビ系ドラマ「踊る大捜査線」。1997年3月のテレビシリーズ放送後に人気はさらに高まり、スペシャルドラマだけでなく98年、03年の2度にわたって映画化され、2作目の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は日本実写映画の歴代興行収入1位(173億5000万円)を記録したのだ。また、2作品製作されたスピンオフ映画も大きな話題を呼んだ。

これだけのヒットを記録しただけに、映画版の続編製作は誰もが期待するところ。そんな映画版「踊る大捜査線」に、同じく本広克行氏が総監督したフジテレビ系ドラマ「SP(エスピー)警視庁警備部警護課第四係」とのコラボレーション案が浮上しているのだとか。

「SP」は、深夜帯にもかかわらず平均視聴率15.4%(同枠歴代1位)を記録した人気ドラマ。4月5日にはスペシャルドラマ「Episode IVex」の放送が予定されているのだけど、今回のニュースを報じている内外タイムスによると、すでに映画化が決定しているのだそう。

この映画版「SP」を「踊る〜」とコラボレーションさせるわけではなく、「踊る〜」第3作で重要人物である室井慎次警視正(柳葉敏郎)が「SP」の舞台だった警視庁警備部警護課第四係へ異動させ、そこに「SP」主演の岡田准一(V6)や堤真一らがゲスト出演する形となるという。登場人物中で最も異動の多い室井警視正、今回のコラボが本当なら、またもや新しい部署に移ることになるのだ。

同紙はこの背景として、以前から噂されている主演の織田裕二と柳葉敏郎の確執を挙げている。週刊誌やスポーツ紙などは、演技に真剣なあまりスタッフや共演者を叱責したり撮り直しを要求したりする織田裕二と、その態度を快く思わない柳葉敏郎が撮影現場で殴り合ったなどと報じているのだけど、第3作では織田裕二と柳葉敏郎の撮影が一緒にならないよう、室井警視正を警視庁警備部警護課第四係へ異動させるとしているのだ。確執の真偽は不確かだし、良い作品を作ろうとする役者同士がぶつかるのは当然のことのような気がするけど……。

同紙はさらに、「織田は初主演の時代劇映画『椿三十郎』がコケたので、次が正念場」(内外タイムスより)という映画関係者のコメントを掲載し、「ヒット確実な『踊る大捜査線』の出演を蹴ることは、まずないと思われるが…。」(同)と記事を締めくくっている。しかし、続編を嫌い2作目すら難色を示した織田裕二の3作目出演が疑問視されていることから、「SP」とのコラボだけでなく第3作製作自体の可能性が未知数。また、「和久さん」(故いかりや長介)のいない続編製作を歓迎していないファンもいるようなのだ。

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