|
イチロー外野手をスカウトが最高評価、「バットを持った魔術師」。
Web posted at: 2008/03/14 23:35
Written by コジマ

米大リーグで8年目のシーズンを迎えるシアトル・マリナーズのイチロー外野手。今季は近代野球初の8年連続200安打や日米通算3000安打などの達成が期待されているのだけれど、オープン戦では自己ワーストとなる26打席連続無安打を記録したため、日米のファンやメディアからは心配の声が上がっていたのだ。3月13日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でようやっと今季初安打を放ったのだけど、こんなことが大きなニュースになるのはイチロー選手だけではないだろうか。
そんなイチロー選手が、大リーグ各球団のスカウトから、5項目で1位となる最高の評価受けたことが明らかになった。これは打撃、投球、守備、走塁の4部門各5〜6項目についてスカウトが最高だと思う選手を投票するもの。各項目とも2位までを発表している。
イチロー選手は打撃部門の「バットコントロール」で1位、「バント」で2位に選ばれ、総合に当たる「打者」でもアレックス・ロドリゲス内野手(ニューヨーク・ヤンキース)を抑えて1位となったほか、守備や走塁部門でも「外野手」「肩」「走者」で1位を獲得。走塁部門では「最速走者」「盗塁」で2位に選ばれており、計8項目で名前が挙がった。他の選手は、守備部門「内野手」と走塁部門「盗塁」で1位、「走者」で2位となったホセ・レイエス内野手(ニューヨーク・メッツ)の3項目が最高で、イチロー選手が他を圧倒するほどの高い評価を得ていることが分かるのだ。
評価に当たったスカウトの1人は「イチローは220安打と.330の打率を記録することを望んでいるが、その気になれば50本の本塁打を打つことができる」(大リーグ公式サイトより)とし、別のスカウトは「とんでもない“hand-eye coordination”(手と目の協調性)を備えるバットを持った魔術師だ」(同)と絶賛している。また、オープン戦での不振については、どのスカウトも口をそろえて「問題ない」と一蹴しているのだとか。
あまりにもスカウトたちがほめ過ぎたためか、あるスカウトの「イチローは攻守にわたってゲームの結果を変える」という発言に対し、大リーグ公式サイトの記者は「確かに。でも、彼は投球できるかい?」と皮肉の言葉をつづっている。
イチロー選手は昨年8月に発表されたア・リーグ各球団監督による評価でも「打者」「バント」「走者」「最も刺激的な選手」「外野手」「肩」の6部門で1位を獲得しており、今回のスカウト評価によって、さまざまな角度から見てもメジャー最高の選手であることが示されたのだ。ちなみに、イチロー選手は米スポーツ誌ESPNの「この10年で最もスポーツ界にインパクトを与えた10人のアスリート」の1人にも選ばれている。
◎2008年大リーグスカウト評価 【打撃部門】 ◇打者 1位 イチロー(マリナーズ) 2位 アレックス・ロドリゲス(ヤンキース) ◇クラッチヒッター 1位 デビッド・オルティス(レッドソックス) 2位 アルバート・プホルス(カージナルス) ◇パワーヒッター 1位 ライアン・ハワード(フィリーズ) 2位 アレックス・ロドリゲス(ヤンキース) ◇バント 1位 フアン・ピエール(ドジャース) 2位 イチロー(マリナーズ) ◇バットコントロール 1位 イチロー(マリナーズ) 2位 プラシド・ポランコ(タイガース)
【投球部門】 ◇最速投球 1位 ジャスティン・バーランダー(タイガース) 2位 ジョバ・チェンバレン(ヤンキース) ◇カーブ 1位 ジョシュ・ベケット(レッドソックス) 2位 4選手タイ ◇スライダー 1位 ジョナサン・パペルボン(レッドソックス) 2位 ジョン・スモルツ(ブレーブス) ◇コントロール 1位 グレッグ・マダックス(パドレス) 2位 トム・グラビン(ブレーブス) ◇勝負師 1位 ジェイク・ピービー(パドレス) 2位 ジョシュ・ベケット(レッドソックス)、ロイ・オズワルト(アストロズ)
【守備部門】 ◇内野手 1位 ホセ・レイエス(メッツ) 2位 ユニエスキー・ベタンコート(マリナーズ) ◇外野手 1位 イチロー(マリナーズ) 2位 トリー・ハンター(エンゼルス) ◇肩 1位 イチロー(マリナーズ) 2位 ジェフ・フランコーア(ブレーブス) ◇ダブルプレー 1位 オーランド・ハドソン(ダイヤモンドバックス) 2位 プラシド・ポランコ(タイガース)、ルイス・カスティーヨ(メッツ) ◇一塁での捕球 1位 デレク・リー(カブス)、トッド・ヘルトン(ロッキーズ) ◇バント処理 1位 エイドリアン・ベルトレ(マリナーズ)、ライアン・ジマーマン(ナショナルズ)
【走塁部門】 ◇最速走者 1位 カール・クロフォード(レイズ) 2位 イチロー(マリナーズ) ◇盗塁 1位 ホセ・レイエス(メッツ) 2位 イチロー(マリナーズ) ◇走者 1位 イチロー(マリナーズ) 2位 ホセ・レイエス(メッツ) ◇一塁への走塁 1位 デレク・リー(カブス) 2位 トッド・ヘルトン(ロッキーズ) ◇ダブルプレー阻止 1位 ゲイリー・シェフィールド(タイガース)、カール・クロフォード(レイズ)

バーレーン戦の代表選手発表、稲本選手が岡田ジャパン初招集。
ヤンキースの松井秀喜外野手が心境告白、「日本復帰」の可能性は?
「ワースト記録更新」のイチロー外野手、米メディアでもニュースに。
欧州CL8強にプレミア勢4チーム、敗戦のインテル監督は辞意表明。
J1得点王の川崎F・ジュニーニョ選手が帰化へ、代表入りも確実か。

|