新シーズン製作延期の「24」に朗報、TV映画版の今秋放送決定。

2008/03/10 19:46 Written by コジマ

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架空の米政府機関「CTU」ロサンゼルス支局の捜査官、ジャック・バウアーの活躍を描く米人気ドラマ「24 −TWENTY FOUR−」。緊迫感のあるストーリー展開と複数の事件がリアルタイムで進行する手法が米国だけでなく世界中で人気となり、日本でもレンタル開始初日にはレンタル店に行列ができるほど。第6シーズンも大好評で、新シーズンの完成が期待されているのだ。

第7シーズンでは舞台をこれまでのロサンゼルスから首都ワシントンに移し、トニー賞女優のチェリー・ジョーンズが女性大統領役を演じることが報じられている。

ところが、米エンターテイメント業界に混乱を招いた米脚本家組合のストライキ(2月12日に終結)によって、第7シーズンの製作が8話分でストップ。米国では今秋を予定していた放送も、来年1月に延期されてしまった。この間に、主演のキーファー・サザーランドが飲酒運転容疑で逮捕され48日間の禁固刑に処されたほか、第1シーズンから番組を支えてきた製作総指揮のジョエル・サーナウが降板するなどの事件も起きている。

01年に第1シーズンが始まった「24」は1年間隔で新シーズンを放送しており、前シーズンと次シーズンのブランクは5〜8カ月程度。しかし、第6シーズンの米国での放送終了は昨年5月21日で、第7シーズン放送まで1年8カ月も間が開いてしまうことになる。こうしたことから、新シーズン開始前にテレビ映画が放送されることが決定したのだ。

このテレビ映画は製作が延期された映画版とは違うもので、第6シーズンと第7シーズンの間を描く予定。これまでシーズン間に短編が放映されてきたけど、今回は2時間の大作になる模様。

日本では米国での放送終了約4カ月後にDVDがリリースされているため、第7シーズンが日本で見られるのは来年9月まで待たなければならなくなりそう。しかし、このテレビ映画がDVD化されればジャックの新たな活躍がいち早く体験できることになるのだ。ちなみに、「24」は第9シーズンまでの製作が予定されており、テレビシリーズ終了後に映画化、映画のシリーズ化も計画されている。

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