ただいま、米中西部はミズーリをはじめとして「アイス･ストーム」の真っ只中。雨交じりのみぞれが道路で凍ってしまい、スケートリンク状態なのです。ニュースでは極力自宅に留まるよう、警告を出しています。娘たちの小学校とウォール真木の大学も、今日と明日お休みになってしまいました（涙）。

ところでオレゴンでも先日、相当悪天候だったらしく、同州のスイート･ホーム（本当にこういう名前の町です）でも、かなりの積雪があったとか。あうう、雪かき大変なんですよねぇ……。

同町のラドーナ･ガードナーさんも、家の前でショベルと共に奮闘していました。やっと作業も終わり、一息ついた後、ポケットに入れておいた結婚指輪を確認しようと手を入れると、そこには何も入っていない……。どうやら雪の中で落としてしまったらしいです。

ちなみにガードナーさんのご主人は今イラクに出兵中。その彼からもらった指輪を無くしたのですから、大ショックだったに違いありません。彼女はそれこそ泣きじゃくって彼に電話をかけたとか。ご主人は指輪ならまた買えばいいから、と慰めたそうですが、それでも彼女は気がすまない。

そこで彼女は近所の金具屋で、金属探知機を借りて指輪を探そうとしました。でも操作に慣れていないこともあって、やっぱり見つかりません。お店に機械を返却しに行ったガードナーさんは、ここでも泣きじゃくってしまったそうです。

しかし困り果てた彼女に救いの手が。金具店のご主人が自らガードーナーさんの家に出向き、もう1度探知機を使用して、彼女がその日、歩いた場所を全て細かくチェックしてくれました。そしてやっと雪の中から、お目当ての結婚指輪が発見されたのです。良かったですねぇ。

ちなみにこのお話は、雪の中の「心温まる」お話として、現地のラジオでも紹介されたとか。