「アジアのベッカム」? ボーフム公式サイトが小野伸二選手を特集。

2008/02/15 21:35 Written by コジマ

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1月にドイツ1部リーグのボーフムに移籍し、再び欧州を舞台に戦うことになった元日本代表MFの小野伸二選手。近年はケガに悩まされて思うようなプレーができなかったのだけど、2月3日のブレーメン戦では途中出場ながら2アシストで勝利に貢献し、最高のデビューを果たした。

実は、チームにとってアウエーでブレーメンに勝利するのは初めてのことで、独紙ビルトは両チームで唯一の最高点をつけたほか、今週のベスト11に選出。ボーフムのクンツ強化部長も「20分間に2アシストだよ。これ以上望むことがあるだろうか」(サンケイスポーツより)と絶賛していたのだ。

9日のコトブス戦でもFKでゴールをアシストしており、こうした小野選手の活躍を受けて、チームの公式サイトが「小野伸二に関する11の事柄(Elf Dinge über: Shinji Ono)」と題した特集記事を大きく掲載している。

内容はタイトル通り11項目で小野選手を分析しており、そのうち最初に挙げられているのが「ベッカム」。これはもちろん、米サッカーリーグのロサンゼルス・ギャラクシーで活躍するデビッド・ベッカム選手のことなのだけど、小野選手を「アジアのベッカム」として紹介しているのだ。初耳の愛称だけど、調べてみるとこれは3日のブレーメン戦後に地元メディアがつけたようで、いかに期待されているかがうかがえる。背番号がベッカム選手と同じ「23」なのは「偶然の一致」としている。

また、「愛称のないサッカー選手は、ほとんど考えられない」としたうえで、日本での愛称である「天才」や「怪物」も紹介。「天才」は「Tensai」とローマ字表記していることから、ドイツ日本語が定着するかも。ただ、ケガしやすいことから日本の一部ファンから呼ばれている「スペランカー」は、さすがに掲載していないのだ。

このほか、1999年にアジア年間最優秀ユース選手賞、02年にアジア年間最優秀選手賞を受賞したこと、01年にクラブ史上最高額でオランダのフェイエノールトに移籍したこと、02年にそのフェイエノールトで欧州サッカー連盟(UEFA)カップで優勝したことなどの経歴を各項目で説明している。

各項目ともに絶賛を受けている小野選手。わずか2試合の途中出場で、地元サポーターの心をがっちりつかんでいるのが分かるのだ。次のハンブルガーSV戦(アウエー)では、先発出場もあるかも。ちなみに、長谷部誠選手が所属するウォルフスブルクとの試合は4月16日に予定されている。

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