新しい端末が発売されるごとにさまざまな機能が追加されていく携帯電話。かつては電話とメールだけというシンプルな機能構成で、買ったその日に誰でも使いこなせる時代もあったなりが、何でもできるハイテク端末と化している今となっては、操作を覚えるのも簡単な作業ではないなりよね。そうした昨今の携帯電話に対し、ユーザーはどのような点に「使いやすい」と感じているのかをマイボイスコムが調査しているなりよ。

この調査は「携帯電話の使いやすさ」をテーマに、携帯電話の操作習熟度やキーの押しやすさに対する満足度などについて聞いたもの。男性5,937人、女性6,969人の計12,906人が回答しているなりね。

まず、携帯電話が「使いやすい」と感じるポイントについて聞いたところ、「操作が簡単でわかりやすい」が67％でトップ。以下、次のような結果となっているなりよ。

1位　67.0％　操作が簡単でわかりやすい
2位　47.4％　キーが押しやすい
3位　42.0％　やりたいことがすぐできる
4位　39.1％　液晶画面が大きい
4位　39.1％　文字がみやすい
6位　36.8％　文字変換が思い通りにいく
7位　31.5％　起動時間が早く、効率よく使える
8位　26.8％　片手で扱いやすい
9位　21.8％　好みに合わせて設定が変えられる
10位　20.1％　開けやすい

2位の「キーが押しやすい」と6位の「文字変換が思い通りにいく」は携帯電話のメール機能に対するニーズの高さを表し、1位の「操作が簡単でわかりやすい」と3位の「やりたいことがすぐできる」は複雑化する機能をさばき、スピーディに利用できるかという簡便さが要求されていることを表していると言えそうなりよ。このことから、多くのユーザーは携帯電話の高機能化というよりは、基本となるなハード（＝キーの形状やクリック感など）＆ソフト（＝メニュー遷移や日本語変換エンジン）の充実を評価する傾向があると思われるなり。

ちなみに、携帯電話の使いやすさに関する問題点や改善要望として、自由記述で次のような回答が出ているなりね。

【女性28歳】レスポンスは重要で、メールなどを入れるときにレスポンスや文字変換が悪いものは最悪。買うときにかなり重視する。
【女性33歳】各メーカーや機種によってボタン操作方法が違うので、機種を変える度に覚えなおさなければならないのが不便。
【男性37歳】メニュー階層は覚えていないと、どこに何があるかがわからない。
【男性39歳】腕や指が疲れにくい機器形状・キー配列などを追求してほしい。　etc

メーカー各社もこうしたユーザーの声を汲み上げ、徐々に改善してきているとはいえ、まだまだ誰もが満足のいくレベルには到達していない様子。これはメーカーごとに端末に対する開発・設計思想が異なるため、独自に工夫を凝らしていても、なかなか足並みを揃えて問題点を解消するのは難しいのが現状……といったところなりか。

皆さんは携帯電話が「使いやすい」と感じるポイントを挙げるとしたら、何を真っ先に挙げるなりか？