「オバマ氏は暗殺されるだろう」、英国のノーベル賞作家が警告。

2008/02/11 14:30 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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大統領予備選挙真っ只中の米国。ウォール真木も、今回の選挙は予備選挙からいろいろと注目しております。特に民主党はバラック・オバマ氏とヒラリー・クリントン氏との一騎打ちがかなり熱い! こういっちゃあ角が立ちそうですが、正直なところ共和党候補は忘れ去られているぞ、おい(笑)。民主党の代表が決まった時点で時期大統領は決まった様なもんでしょうね。

ところで先日の「ベストショット」でも書いたのですが、ウォール真木は先日ヒラリー氏の演説集会に出かけ、そこで本物のシークレット・サービスを見付けてミーハー状態で大喜びしていたのでございます。

黒い背広姿、耳のイヤフォン、袖口に隠されたマイク……。警護する要人に身の危険があれば、体を張って命を守るというシークレット・サービス。私も守られてみたい(ありえないけど)。可能なら「ベストショット」の写真のような男前な人希望(だから、ありえないっつの)。



ところで、シークレットサービス。任務のひとつに「大統領選挙の年における共和党・民主党の大統領候補の警護」というのがあります。ちょっと待て、ヒラリーさんはまだ民主党の代表候補とは決まってないじゃない? と思った人はなかなか鋭いお方といえましょう。実は彼女の場合、「退職後10年以内の元大統領と配偶者には、希望があれば警備を行う」という既定に該当するのです。だからもうシークレット・サービスが任務についているのですね。

さらに今回の大統領選挙では、オバマ氏にもすでに同様の警護が付けられています。これは特例中の特例ケースで、彼がアフリカ系アメリカ人ということもあって、悲しいことに暗殺の噂が絶えないからなのです。人種差別はやはり根強く残っている米国、切ないなぁ(涙)。

昨年、史上最高年齢でノーベル文学賞受賞を果たした作家ドリス・レッシングも、先日のインタビューで「オバマ氏が大統領に当選すれば、暗殺されるだろう」という衝撃的な発言をしました。彼女は以前から人種差別を含む社会問題に厳しい警鐘を投げかけている人物として有名だそうで、今回の彼女のコメントも、残酷ながら現実を直視した意見として受け取られています。

「オバマ氏は好きだ、でも彼を暗殺されるかもしれない危険に晒すのなら、あえて投票しない」

といった有権者もいるという今回の大統領選挙。複雑な問題を抱えたまま、11月の本選挙を迎えることになるのでしょうか。

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