ゆうばり国際ファンタスティック映画祭が復活、話題作が目白押し。

2008/02/08 11:05 Written by モノメトロ編集部

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1990年に、フランスの「アボリアッツ・ファンタスティック映画祭」をモデルとして始まった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」(当時は「ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭」)。国内外の作品を招待して注目を浴びるなど北海道夕張市の名物イベントに発展していたが、夕張市が財政再建団体に認定された06年から中止していた。そのゆうばり国際ファンタスティック映画祭が2年ぶりに復活する。今年のラインアップは、アカデミー賞最多8部門ノミネートの「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」や同賞4部門にノミネートされた「JUNO/ジュノ」などを筆頭に、話題作が目白押しだ。開催期間は3月19〜23日。

16年の歴史を誇る同映画祭。映画関係者や俳優から中止を惜しまれており、再開を望む声が多数寄せられていた。こうした声に応えて、昨年は夕張市民の有志が集い、配給会社の支援のもと「ゆうばり応援映画祭」を開催。さらに、中止後に設立した団体「ゆうばりファンタ」がNPO法人の認可を受けたことにより、寄付金を募って今回の再開に至った。故・石ノ森章太郎デザインのキャラクター「シネガー」も健在だ。

今回の招待作品は、前述のアカデミー賞候補2作品のほか、ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマン出演の「最高の人生の見つけ方」、金城武主演の「Sweet Rain 死神の精度」、チャウ・シンチー監督の「ミラクル7号」、人気テレビドラマの映画版「相棒−劇場版−絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン」など。オープニング作品は綾瀬はるかと小出恵介が出演する「僕の彼女はサイボーグ」、クロージング作品はマーク・ウォーターズ監督の「スパイダーウィックの謎」と、再開を飾るにふさわしい豪華なラインアップとなっている。

コンペティション部門の鑑賞は無料で、招待作品は作品別にチケットを販売。前売り券は全国のチケットぴあ、サンクス、サークルK、ファミリーマートで2月15日発売する。価格は作品別チケットが1,000円(当日券1,300円)、ウェルカムパーティが5,000円(当日券なし)。

[ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008 概要]
開催期間: 2008年3月19〜23日
会場: 夕張市民会館、ゆうばりホテルシューパロほか
招待作品:
オープニング作品 「僕の彼女はサイボーグ」(クァク・ジェヨン監督)
クロージング作品 「スパイダーウィックの謎」(マーク・ウォーターズ監督)
「最高の人生の見つけ方」(ロブ・ライナー監督)
「Sweet Rain 死神の精度」(筧昌也監督)
「JUNO/ジュノ」(ジェイソン・ライトマン監督)
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
「ミラクル7号」(チャウ・シンチー)
「砂時計」(佐藤信介)
「相棒−劇場版−絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン」(和泉聖治監督)
「光州5・18」(キム・ジフン監督)
「アフタースクール」(内田けんじ監督)
「シューテム・アップ」(マイケル・デイヴィス監督)

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