子供の頃に思い描いた未来、「夢が現実になった電化製品」は?

2008/02/06 18:24 Written by モノメトロ編集部

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手塚治虫が描いた「鉄腕アトム」の世界に憧れ、ロボット産業へと駒を進めたエンジニアがたくさんいるように、テレビやマンガに登場するような、未来を感じさせる「架空の電化製品」をきっかけにエンジニアの道に足を踏み入れたエンジニアは多い。そうしたエンジニアたちが子供の頃に思い描いた夢が、現実になったモノにはどのようなものがあるのだろうか。リクルートが運営する「Tech総研」が、25歳から39歳までのエンジニア300人を対象にアンケート調査を実施した。

アンケート調査のテーマは「子供のころの夢が、現実の製品となって感動した電化製品」。乗用車などの乗り物は除き、家庭用として使用される電化製品を回答の対象としている。

堂々の1位、しかもダントツの1位に輝いたのは「携帯電話」。1960〜1970年代に子供時代を過ごしたエンジニアたちにとって、手のひらに収まる大きさで通話ができる携帯電話は、「夢」の詰まった驚きの製品と受け止められているようだ。また、子供の頃には想像もできなかったであろう、GPSや音楽・動画再生、テレビまでもが携帯電話に集約されている現実は、まさに「感動」という言葉がピッタリなのかもしれない。

2位には「家庭用ゲーム機」がランクイン。ピコピコと動くキャラクターと電子音のBGMが中心だった初期のファミコンのゲームと比べれば、誰もが驚くほどの進化を遂げているのは歴然。美麗なグラフィック、声優による声の演出、体感型ゲーム、無線コントローラー、オンライン対戦など、進化のポイントは枚挙にいとまがない。

そして3位の「薄型テレビ」、4位の「カーナビ」、5位の「パソコン」、6位の「DVD/HDDレコーダー」、7位の「デジタルカメラ」、8位の「携帯型デジタル音楽プレーヤー」へとランキングは続く。

なお、このアンケートでは「いまだに夢のままの電化製品」についても聞いている。この質問の回答には「全自動調理器」「立体テレビ」「自動翻訳機(リアルタイム音声)」「車の全自動運転」などが挙げられた。これらの中にはそう遠くない将来、実現しそうな予感のするモノもあるが、まだまだ現実味のないモノも。いつ、どのような形で実現するのか、来るべき未来を楽しみに待ちたいところだ。

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