「流浪のストライカー」元代表の鈴木隆行選手が米国MLSに移籍へ。

2008/02/02 06:32 Written by コ○助

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2001年に初めて日本代表に招集されてから、最後に招集された2005年までの5年間で、国際Aマッチ55試合に出場したFWの鈴木隆行選手。特にフィリップ・トルシエ監督からは重用され、2002年のW杯日韓大会ではベルギー戦で同点ゴールを決めるなど、長らく日本代表FWの顔的存在として活躍したなりよね。ただ、攻撃的かつ献身的に走り回り、ボールを供給するプレースタイルが評価される一方で、ゴール目前でも得点を決められない決定力のなさが批判されることが多く、FWとしてどうなのかという点は賛否が真っ二つに分かれていたなりよ。

そんな鈴木選手のプロサッカー選手としてのキャリアは鹿島アントラーズからスタート。でも、当初は出場機会に恵まれず、すぐにレンタルでジーコが会長を務めるブラジルのCFZ・ド・リオに移籍するなりよ。以降、鹿島→ジェフ市原→CFZ・ド・リオ→鹿島→川崎フロンターレ→鹿島と移籍と復帰を繰り返し、2000年のシーズンにようやく鹿島のレギュラーに定着。翌年の代表招集へと繋がっていくなりね。

そして2002年W杯での活躍が認められ、同年ベルギー1部リーグのヘンクに移籍。初の欧州リーグでのプレーは思うような結果を残せず、ゾルダー(ベルギー)→鹿島→レッドスター(セルビア)と渡り歩き、昨年は横浜Fマリノスに移籍していたなり。これまで所属したクラブは4か国の8クラブで、その経歴から「流浪のストライカー」と呼ばれることも。

鈴木選手は昨年、横浜Fマリノスで結果を残すことができずに戦力外通告を受けており、現在、9つめとなる次の所属クラブを探している状態だったなりよ。一部報道では東京ヴェルディや大宮アルディージャが獲得に乗り出していると言われていたなりが、条件面で折り合わずに移籍は実現せず。でも、どうやら次の新天地は米国メジャーリーグサッカー(MLS)となる可能性が濃厚になってきたなりね。日刊スポーツによると、鈴木選手の能力や経験を高く評価しているチバスUSAが4年の長期契約を提示しているそう。

MLSは欧州リーグのクラブに比べるとレベルは落ちるなりが、W杯予選などで見せる米国代表の強さや、ロサンゼルス・ギャラクシーに所属するベッカム選手の存在などによって、徐々に注目度が高まっているリーグ。これまで日本人選手がプレーしたのは2007年のドラフトで指名され、コロラド・ラピッズに入団した木村光佑選手のみで、鈴木選手の移籍が実現すれば日本人では2人目のMLS選手となるなりね。ちなみに、木村選手はアマから直でMLS入りを果たしているため、Jリーグや代表経験者としては鈴木選手が初めての選手となるなりよ。

濃密なサッカー人生を送っている鈴木選手ではあるなりが、年齢的にはまだ31歳。カズやゴン……とまでは言わないまでも、まだまだ老け込む年齢でもないなりからね。新天地の米国でもう一暴れして、日本に活躍の報を届けて欲しいものなり。

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