涙が出ないタマネギの開発に成功? ニュージーランドの科学者。

2008/02/01 13:06 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール真木は、単調な仕事が得意。というか、繰り返しのある仕事を、いかに効率的に終わらせるか? と考えるのが好きです。50枚ぐらい並んだお皿に、まったく同じく料理を盛り付けるだとか、たまごを120個いかに早く割るだとか……。

ようするに実家が旅館で、小さい頃から厨房の手伝いしてたからなんですが……。キャベツ千切り得意です。たまごなら左右ひとつずつ持って片手割りできます(笑)。でも、実生活でそんなに大量かつ単調な作業ってあんまりないから、宝の持ち腐れですな。

ただし今でも得しているのは、タマネギを切る時。どうやら子供の頃からの経験が効を発し、切っている最中でも涙が出ない方法を体得してしまったらしいです。なにをどうして、というのは説明不可能なんですが……。でも、手元から目をそらしながらでも切れるってのが、大きな利点かも。

で、なんでこんなことを書いているのかといいますと、タマネギ関連のニュースを読んだからにほかなりません。ニュージーランドと日本の科学者が共同で開発を目指している「涙の出ないタマネギ」が、ほぼ完成間近なんだとか。タマネギには硫化アリルという化合物が含まれています。これが切った時に気化して目や鼻の粘膜を刺激、涙が出るという仕掛けなんですが、農作物研究家のコリン・イーディ博士らによる開発プロジェクトでは、この物質を生成する酵素に注目。遺伝子レベルで、この酵素の働きを抑制する方法を考え付いたのだそうです。

今現在この新しいタマネギは開発段階ですが、イーディ博士によると、10年以内には市場に出回るだろうとのこと。本当なら、人々があの刺激に悩まされることもなくなりますね。よかったよかった。

ウォール真木のタマネギ切りの特技は、またさらに宝の持ち腐れ状態になっちゃいますけどねー(汗)。

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