オリックスが入団発表済みも、急転ソフトバンクがパウエル投手獲得。

2008/01/29 17:41 Written by コ○助

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2001年のシーズン途中に近鉄(当時)に入団、来日2年目の2002年には17勝10敗、防御率3.78、182奪三振の活躍を見せ、最多勝、最多奪三振、最高勝率のタイトルを獲得したジェレミー・パウエル(JP)投手。その後も2003年は14勝、2004年は8勝、2005年は14勝とコンスタントに結果を出し、近鉄の、そして合併後のオリックスのエース格として活躍をしたなりね。でも、2005年オフにオリックスとの契約交渉が決裂して巨人に移籍。2006年は10勝とまずまずの成績を残したなりが、2007年はケガの影響で0勝に終わり、オフに自由契約となったなりよ。近鉄とオリックスで見せた実績から考えれば、巨人では不本意な2年間だったと言えるなりね。

まだ31歳という年齢と日本での実績、そして年俸面でも安く獲得できたことから、素早い対応を見せたのは古巣のオリックス。ケガさえ完治していれば先発ローテーションの柱として往事の活躍が見込めると、1年5,500万円+出来高払いの条件で合意に達していたなりよ。1月11日には球団ホームページにも「ジェレミー・パウエル投手獲得のお知らせ」を掲載。あとは正式契約を結ぶだけという状態だったなり。

ところが。1月29日に突如、ソフトバンクがパウエル投手の獲得を発表したなりよ。オリックスが獲得を発表した選手を、今度はソフトバンクが獲得発表するという異例の事態。ソフトバンクの竹内孝規COO(常務執行役員)によると、パウエル投手の周辺情報を精査し、1月25日に更新された自由契約選手リスト(日本野球機構が発表しているもの)でもまだ自由契約状態であることを確認できたため、獲得したというなりね。すでに所属を決定する際に必要な統一契約書も結んでいるそう。

寝耳に水の展開に、オリックスは状況確認に追われている模様。ソフトバンクの「強奪」には批判の声も聞こえてくるなりが、一方でオリックスが早く正式契約を結ばなかったことにも落ち度はありそうなりよ。このままソフトバンクに入団となるのか、オリックスが「不当契約」を訴えるのか。今後の成り行きに注目なり。

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