人知の及ばない広大な空間が広がる宇宙、そこには何らかの生命体が棲息し、独自の進化を遂げ、ひょっとしたら文明まで築いているのではないか……というのは、古よりSF小説や映画などでも語られてきたこと。つい最近もNASAの火星探査機「スピリット」が4年前に撮影した画像が公開され、そこに人のようなものが写り込んでいたと、世界中で大騒ぎになったばかりなりよね。まだ誰も明快な答えを出せない分野だからこそ、地球外生命というテーマは、余計に人々の想像や関心を駆り立ててやまないなり。

そんな地球外生命をオカルト（？）的に捉えるのではなく、「科学的に」考察・追求した大まじめな企画展が、この春、東京・青海の日本科学未来館で開催されるなり。その名も「エイリアン展――モシモシ、応答ネガイマス。」。2005年にロンドンで初開催され、その後フランス、スペイン、米国と欧米で順次開催されてきた展示「The Science of Aliens」が日本初上陸したもので、駐日英国大使館とブリティッシュ・カウンシルが主催する「UK-JAPAN 2008」の公認イベントなりよ。

展示の大きなテーマは「空想としてのエイリアン」「科学としてのエイリアン」「エイリアンの世界」「エイリアンとの交信」の4つ。「空想としてのエイリアン」では「ET」「プレデター」「宇宙戦争」などの名作から、人間が想像するエイリアンの姿、エイリアンを想像するに至った社会背景を解明していくなり。「科学としてのエイリアン」ではエイリアンを考える手がかりの一つとして注目される、深海の生物の進化の過程を追跡。「エイリアンの世界」では科学者による最新の研究結果をベースに、想像で創り上げた2つの惑星を紹介、「エイリアンとの交信」では現在世界各地で行われているエイリアンとの交信の方法などを紹介するなりね。

会期は2008年3月20日（木・祝）〜6月16日（月）の約3か月間。地球外生命に興味のある人は必見なり！

［開催要項］
会期：2008年3月20日（木・祝）〜6月16日（月）
開館時間：午前10時〜午後5時　※5/3〜5/6は午後6時まで開館
場所：日本科学未来館1階 企画展示ゾーンb
休館日：毎週火曜日（ただし4/1、4/29、5/6は開館）
入場料：大人900円、18歳以下350円
主催：日本科学未来館、フジテレビ
後援：ブリティッシュ・カウンシル
企画・制作：SCIENCE＆MEDIA LLP（英国）、日本科学未来館、フジテレビ
問い合せ先：日本科学未来館
　〒135-0064 東京都江東区青海2−41
　TEL：03-3570-9151 / FAX：03-3570-9150