米国の大型スパイ衛星が地球落下の恐れ、有害物質拡散の可能性も。

2008/01/27 23:00 Written by コ○助

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隕石や人工衛星など、これまでも宇宙から地球にはたくさんのモノが落下してきているなりが、大げさに言えば「地球の危機」になるかもしれない、それほどの危険性を持った落下物が、今年2〜3月にかけて宇宙から落ちてくることが明らかになったなり。26日、米政府の当局者が匿名の情報として警告をしたと、CNNやAP通信、ニューヨーク・タイムズなど主要メディアが報じているなりね。

地球に落下してくると見られているのは、1990年代に打ち上げられた米国の大型スパイ衛星「KH-12」(※まだ確定情報ではない模様)。現在、宇宙には4機の「KH-12」が展開中なりが、そのうちの1機がすでに制御や推進力を失った状態に陥っており、近いうちに地球に突入してくるというなりよ。米国の複数メディアが報じている情報の要点を簡単にまとめておくと。

・「KH-12」は約20トンの大型のスパイ衛星(通常の衛星の10倍近いとの情報も)。
・近年はパフォーマンスが低下、その能力を発揮しきれないほど老朽化が進んでいた。
・落下地点や正確な地球突入のタイミングはまだ分かっていない。
・米国家安全保障会議はすでに問題を把握、事態の推移を見守っている(この報道を否定はしていない)。
・地球に落下した際に、搭載している有害物質が拡散する恐れがある。
・有害物質が何かは公表されていないが、プルトニウム電池などの放射性物質を搭載しているとの噂も。ただし、搭載していないとの情報もある(錯綜中)。
・ロケット燃料となるヒドラジンを大量に搭載しているとの噂も。

今のところ「何もよく分かっていない」という状況のようなりが、それでも2月から3月にかけて宇宙から「何か」が落下してくるのは確実な様子。確定情報は出ていないものの、それが可能性が高いと見られる「KH-12」だった場合、人が居住する陸地への落下を免れたとしても、搭載している有害物質によって地球が何らかの影響を受けることになりそうなりね。もちろん、人が居住する陸地に落下した場合には、より最悪なシナリオが想定されるわけなりが……。

果たして落下してくる「何か」は何なのか、落ちる場所はどこなのか、そして地球への影響は。今後の情報に注目しておきたいところなり。

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