岡田ジャパン初陣飾れず、チリ戦は再三の好機逃してドロー。

2008/01/26 21:19 Written by コジマ

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イビチャ・オシム監督の後を受け、昨年12月に発足したサッカー日本代表の「岡田ジャパン」。2度の合宿を経て結束を固めてきたところで、今年の初戦、岡田武史監督にとって初采配となる国際親善試合(キリンチャレンジカップ2008)のチリ戦が1月26日に行われたのだ。

10年ぶりに指揮を執る代表戦に向けて、岡田監督は「チリはまとまりのあるチームと聞いている。今までやってきたことを試すにはいいチャンス。私たちが持っているものをすべて出せればいいと思っている。」(朝日新聞より)としながらも、「勝たないといけないと思っている。勝つことを前提に、うまくいってないこと、どの選手の組み合わせがいいのか決めかねているところを試せればいい。」(同)と、勝利を絶対条件として挙げていた。

新ユニホームのお披露目ともなった試合は、GKが川口能活選手(磐田)、DFが中澤佑二選手(横浜M)、駒野友一選手(磐田)、内田篤人選手(鹿島)、阿部勇樹選手(浦和)、MFが遠藤保仁選手(G大阪)、中村憲剛選手(川崎)、鈴木啓太選手(浦和)、山岸智選手(川崎)、FWが高原直泰選手(浦和)、巻誠一郎(千葉)の布陣でスタート。高原選手は鹿児島合宿で左内転筋を痛め練習から離脱したことから出場が危ぶまれていたけれど、先発出場したのだ。

前半37分に巻選手からのパスを受けた高原選手がシュートを放ったものの枠を外れ、続く39分には駒野選手が倒されて絶好の位置からのフリーキックを得ながらこれも外してしまった。一方、若手で構成されたチリ代表はMFボセジュール選手やFWルビオ選手らが巧みなドリブルでゴール前まで切り込むなど、ヒヤッとする場面もあったのだ。しかし、前半は0-0で終了。シュート数は日本が4本、チリが2本だった。

後半も一進一退の攻防が繰り広げれ、11分に山岸選手に代えて羽生直剛選手(F東京)、16分に高原選手に代えて大久保嘉人選手(神戸)を投入。その大久保選手が立て続けにシュートを放つものの、いずれもゴールすることはなかった。内田選手に代えて加地亮選手(G大阪)、中村選手に代えて山瀬功治選手(横浜M)、巻選手に代えて矢野貴章選手(新潟)を立て続けに投入したのだけど、結局0-0の引き分けで終了。初陣を勝利で飾れなかったのだ。

決定的なチャンスを何度も逃し、若手中心のチリ代表を相手に主導権を奪えなかったなどのマイナス点が目立ったのだけど、これは今年、そして岡田ジャパンにとって最初の試合。30日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、ワールドカップアジア3次予選に向けてさらなる収穫を得てほしいのだ。

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