アップルが世界最薄のノートパソコン、極薄の「MacBook Air」発表。

2008/01/16 05:39 Written by コ○助

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新年が明けてすぐ、新製品発表の場として毎年アップルが開催しているイベント「Macworld Conference&Expo San Francisco」。その年に勢いを付ける意味でもアップルにとっては重要なイベントで、昨年は「iPhone」が衝撃のデビューを飾ったのは記憶に新しいところなりよね。今年は事前にリーク情報が飛び交っていたため、恐らく新しい製品カテゴリのコンパクトなノートパソコンが発表されるのではないかとの見方が強かったなりが、ファンの期待通り、いや、それを遙かに凌駕するほどの魅力的な製品が発表されたなりよ。

スティーブ・ジョブズCEOが登壇した基調講演でその姿が明らかになったのは、「MacBook Air」と名付けられた極薄のノートパソコン。厚さはわずかに19.4ミリ(最薄部4ミリ)と、パッと見ただけで、見る者すべてに驚きを与えるサイズなりよ。ちなみに、過去に「世界最薄」を謳い、大きな衝撃を与えたソニーの「VAIO 505 EXTREME」(2003年12月に発売)でも最薄部は9.7ミリ。「MacBook Air」はアップルが「世界で最も薄い」と謳うほど、とにかく薄いのが特徴なりね。


それでは簡単に「MacBook Air」のスペックをまとめておくなりね。

◎「MacBook Air」1.6GHzモデル
・CPUは1.6GHzのIntel Core 2 Duoプロセッサ。
・メモリは2GB(交換不可)。
・HDDは80GB(パラレルATA 4200rpm)。
・液晶は13.3インチのクリアワイドスクリーンLED(光沢)。
・解像度は1280×800ピクセル。
・OSはMac OS X v10.5 Leopard。
・802.11n Wi-Fi2を内蔵。
・Bluetooth 2.1に対応。
・iSightカメラを内蔵。
・モノラルスピーカーを搭載。
・ポートはDVIとUSB2.0がそれぞれ1つずつ。
・バッテリ駆動時間は5時間。
・厚さは19.4ミリ、重量は1.3キロ。
・価格は229,800円(税込み)。
・外付けのMacBook Air SuperDrive(DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW)は別売りオプション。

◎「MacBook Air」1.8GHzモデル
・CPUは1.8GHzのIntel Core 2 Duoプロセッサ。
・メモリは2GB(交換不可)。
・64GBのソリッドステートドライブ(SSD)搭載。
・価格は388,400円(税込み)。
・ほかのスペックは1.6GHzモデルと同等。

スペック的には薄さやバッテリ駆動時間を最優先にしたことで、犠牲になっている部分も多い様子。そのため、ネットでは「MacBook Air」の「残念なところ」がいくつも挙げられているなりよ。

・ポート類がDVI×1とUSB2.0×1と少ない。
・メモリは交換や増設が不可能な設計。
・スピーカーがモノラル。
・有線LANポートがない(別売りでUSB Ethernetアダプタは用意されている)。
・幅と奥行きはMacBookと同じなので、それほど小さくはない。
・昨今のサブノートの中では1.3キロは重い。
・SSDモデルでこそ真価を発揮するのに388,400円は高すぎる。
・バッテリの交換ができない設計。

と、ある程度の割り切りは必要。購入を検討するなら、そのあたりもしっかりと把握しておいたほうが良さそうなりよ。

とはいえ、2008年の頭から衝撃度の高い製品を投入してきたアップル。今年もファンを楽しませてくれそうなり。

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