スティーブ・ジョブズが語る「伝説のスピーチ」の字幕動画が話題に。

2008/01/15 18:37 Written by コ○助

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数多いる企業トップの中でも、特に「スピーチが上手い」と評されることが多いアップルのスティーブ・ジョブズCEO。アップル関連イベントの基調講演で見せる巧みな話術は新製品へのワクワク感を昂揚させ、世界中のアップルファンを毎回虜にしているなりが、そんなスティーブ・ジョブズがこれまで行ってきたたくさんのスピーチの中でも、特に「伝説」として語り継がれている名スピーチがあるなりよ。

それは2005年6月、米スタンフォード大学の卒業式で行った祝賀スピーチ。スティーブ・ジョブズが歩んできた人生を振り返りながら、「人生訓」的な3つのエピソードが披露されるなりが、誰の心にも響く、素晴らしいメッセージとなっているなりよ。このスピーチの内容はたびたび日本のメディアでも話題となり、また、スタンフォード大学のウェブサイトや、Youtubeでも見ることができたのでご存知の人も多いと思うなりが、この動画に日本語字幕を付けたバージョンが「字幕.in」で公開され、大反響を呼んでいるなりね。

スピーチの中でスティーブ・ジョブズが語っているのは「点を繋げる」「愛と喪失」「死」の3つ。「点を繋げる」のパートでは、学生時代に学んだことが、Macを開発した際に大いに役立ったという体験談を交えながら「先を見て『点を繋げる』ことはできない。出来るのは、過去を振り返って『点を繋げる』ことだけ」「だから将来その点が繋がることを信じなくてはならない。根性、運命、人生、カルマ、何でも良いから信じること。点が繋がって道となると信じることで。心に確信を持てる」と結んでいるなり。

「愛と喪失」のパートでは、アップルの創業者にも関わらず、会社を追われた経験を振り返りながら「人生では煉瓦で殴られるようなことが起こることがある」「(でも)信念を失ってはいけない。私は自分のやったことを愛せたから、続けてこられた」「皆さんも自分の好きなことを見つけなければいけない」「偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたのする仕事を愛すること。まだ見つかってないなら、探し続けること、止まらないこと」。

「死」のパートでは、ガンを患い、余命3〜6か月と宣告された経験(現在は克服)を振り返りながら、遅かれ早かれ死は誰にでも訪れることを説き、「君たちの時間は限られている。だから無駄に誰かの人生を生きないこと」「ドグマに捕らわれてはいけない。それは他人の考え方と共に生きるということだから」「他人の意見というノイズによって、あなた自身の内なる声、心、直感をかき消されないようにしなさい」「最も大事なことは、あなたの心や直感に従う勇気を持つことです。それ以外のものは二の次でいい」。

語られている内容は目新しい内容ではないかもしれないなりが、大きな成功と挫折を繰り返してきたスティーブ・ジョブズの言葉だけに、実に重みがあり、胸に響くものがあるなりよ。長い人生、生きていく上で、ぜひ一度は見ておきたいスピーチなり。

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