クリスマス直前になってから慌ててプレゼントを買いに走ることを、米国では「ラスト・ミニット・ショッピング」と比喩するのですが、MLBのフィラデルフィア・フィリーズの公式サイトでも、この言葉を使った記事が掲載されていました。

「（クリスマスをあと2日後に控えた）この日曜日、フィリーズはなんとか『ラスト・ミニット・ショッピング』をひとつ終わらせることが出来た」

と記事の冒頭に書かれているのですが、そのフィリーズが手に入れたもの、実はわれらがセントルイス・カージナルスで6年活躍し、先シーズンを最後に退団した田口壮選手をいっているのでした。

フィリーズはMLBナショナル・リーグの東地区の1チーム。1883年から存在する歴史の長い球団であり、創設以来フィラデルフィアをホームとしています。ただし、今までにワールドシリーズを制覇したのはなんと1回だけ、しかも昨年7月には米国のプロ・スポーツ・チームとして、初の通算10,000敗を記録したそうな。ありゃま（汗）。

それでも近年は昨年の地区優勝を含め、なかなかの成績を残しており、決して悪いチームではありません。また打撃陣の強化にも力を入れており、先シーズンは本塁打数がMLB全球団のうち2位、チーム打点はナショナル・リーグ1位だったほど。

さて情報筋によると、田口選手は100万ドル（日本円にして約1億1,400万円）でフィリーズと1年間の契約を結んだそう。同球団にとって、田口選手の様に外野のポジション全てをこなせるマルチな存在はとても有利に働くだろう、と先の記事では今回の契約を評価しています。

それにしてもチームが変わってしまったことで、田口選手の公式サイトの色が、カージナルスのチーム・カラーから他の色に変わってしまうのか……、とカージナルス・ファンのウォール真木は多少残念に思っていたのです。、しかし考えてみるとフィリーズのチーム・カラーも実は「赤」。ユニフォームも妙に両チーム似通っております。よかったよかった。ちょっと安心です（笑）。

なにはともあれ、これからも頑張って下さいね田口選手。ナショナル・チームだから遠征でセントルイスに戻ってくることもあるし、これからも応援させていただきます！