2007年生まれは「大翔」と「葵」が最多、新垣結衣の活躍も影響。

2007/12/20 23:58 Written by コジマ

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近年、当て字や漢字の持つ意味を理解せずに子供の名前を付けている人が増えている。ある程度は親の趣味が反映されていてもよいとは思うのだけど、「黄熊(ぷう)」と名付けられた子供がいると聞いたときには驚いたのだ。また、今春にNarinari.comでもお伝えした女子大生による命名事典では、「騎士(ないと)」や「天使(えんじぇる)」なんて案も出ていた。

こうした中、明治安田生命保険が行っている毎年恒例の命名調査「名前ランキング」が今年も発表された。この調査は同社の生命保険加入者を対象に、その年生まれた赤ちゃんの名前を集計したもの。19回目となる今年は、男の子4591人、女の子4204人が対象となっている。

男の子の表記で一番多かったのは、「大翔」くん。昨年「陸」くんに譲ったトップの座を、2年ぶりに奪還した。「大翔」くんはもう1つの有名な命名ランキングであるベネッセの「たまひよ2007年名前ランキング」でも2年連続で1位なったので、今年は2冠を獲得したことになるのだ。「翔」の字は今年のトレンドとなっているようで、4位に「翔太」くん(昨年7位)、10位に「翔」くん(同31位)が入っている。また、最も人気の漢字は「太」だったのだ。

一方、女の子の表記で一番多かったのは、5年ぶりにトップに返り咲いた「葵」ちゃん。昨年1位の「陽菜」ちゃんは4位に後退したのだけど、「たまひよ2007年名前ランキング」では2年連続で「葵」ちゃんを抑え、トップとなっているのだ。大きくジャンプアップしたのは4位の「結衣」ちゃんで、昨年の55位からの大躍進。また、2位の「さくら」ちゃん(昨年4位)や9位の「ひなた」ちゃん(同24位)など、平仮名の名前もベスト100に8つ入った。最も人気の漢字は「美」なのだそう。また、男女共通で「悠」の字の人気がさらに上がっており、ベスト100以内にそれぞれ9個、2個が入ったのだとか。

読み方では男の子が「ユウト」くん、女の子が「ユイ」ちゃんと「ユナ」ちゃんがトップ。また、男の子で「ユウキ」くんが2位、「ユウタ」くんが7位となっており、「ユ」の音が男女で高い人気であることが分かる。ちなみに、男の子の読み方は00〜05年の6年間にわたって「ユウキ」くんがトップだったのだけど、昨年は「ハルト」くんが1位。今年も2位で、首位奪還はならなかったのだ。

「結衣」ちゃん、「ユイ」ちゃんの人気は新垣結衣の活躍が影響しているようで、ドラマ「パパとムスメの7日間」の役名である「小梅」ちゃんが昨年のランク外から303位、映画「恋空」の役名である「美嘉」ちゃんも昨年のランク外から207位と急上昇している。すべてのランキングは明治安田生命保険の公式サイトに掲載されているので、出産の予定がある人はご参考に。

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