2009年大河ドラマ「天地人」主演に妻夫木聡、直江兼続の生涯描く。

2007/12/20 13:35 Written by コ○助

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今年の大河ドラマ「風林火山」も16日に最終回を迎え、来年1月からは宮崎あおい主演の「篤姫」がスタート。「風林火山」は1年間の平均視聴率が18.7%と、近年「低視聴率」との批判を受けた「功名が辻」(20.9%)、「義経」(19.5%)にも及ばない「惨敗模様」だっただけに、「篤姫」で巻き返しが図れるか、大河ドラマにとっては勝負の一作となるなりよ。前評判の段階では、「史上最年少ヒロイン」でもある宮崎あおいや、堀北真希、瑛太といった若手の実力派に期待する声は多く、また、「薩摩藩主島津斉彬の養女から江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室まで上り詰めた女性の物語」という分かりやすいシンデレラストーリーは視聴率が獲れそうだと見る向きが強いなりね。

そんな「篤姫」もまだ放送されていないのに気の早い話にも聞こえるなりが、その次、2009年の大河ドラマ「天地人」の主演が発表されたなりよ。起用されるのは妻夫木聡。いまや日本映画界の「顔」とも言えるほど、多数の作品に出演し、軒並み高い評価を得ている妻夫木聡だけに、初めての大河ドラマでの主役抜擢も納得の人選と言えるなりね。

「天地人」は上杉景勝に仕えた上杉家の重臣、直江兼続の生涯を描く作品。直江兼続は歴史に興味がない人にはメジャー感が薄い人物かもしれないなりが、戦国時代屈指の知将として知られているなりよ。武道にも長け忠義に厚いことから人気が高く、戦国時代を題材にした小説やゲームにもよく登場する武将なりね。

ちなみに、直江兼続は「愛」の漢字を大きく掲げた兜をかぶっていたことでも有名。この「愛」は恋愛的な意味の「愛」ではなく、「愛宕権現」(京都・愛宕神社発祥の神道信仰で、武神としての意味合いもある)から取られた「愛」とする説が有力なり。ただ、近年盛り上がりを見せる「戦国時代ブーム」の中では、恋愛を司る仏教の信仰対象である「愛染明王」説や、「民を愛する」説を推す声も多く、議論が活発化しているなりね。

大河ドラマの「天地人」は火坂雅志氏の小説が原作。公式ページでは「直江兼続の人生に、戦国の有名武将たちや主君・上杉景勝の生き様、年上の妻・お船との夫婦愛をからめることで、激しい戦国時代にあって、自らの理想と、大切な人の幸せのために強く生き抜き『日本の品格』を守り通した兼続の、波乱万丈の人生を描く」と説明されているなり。ここで触れられているように、戦国時代の戦いの数々はもちろん、関ヶ原の戦いや大坂の陣にも深い関わりを持つ直江兼続なので、「愛」の兜も目にする機会はあるはず。妻夫木聡がどのように直江兼続を演じるのか、そして「愛」の兜を着こなすのか、今から楽しみなりね。

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