政府のUFO公式否定に矢追純一氏が警鐘、しょこたんは“否定派”。

2007/12/19 23:57 Written by コジマ

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初めて目撃された(とされる)米国の「ケネス・アーノルド事件」から60年が経ち、再び世界中から熱い視線を浴びているUFO(未確認飛行物体)。プレイステーション2用ゲーム「デストロイ・オールヒューマンズ!」(セガ)が大ヒットし、唐沢俊一による「新UFO入門」(幻冬舎)などの関連書籍も多数出版されている。ガリバーのCMでは、UFO研究の大家である矢追純一、韮澤潤一郎両氏が大槻義彦・早大名誉教授と激論するという懐かしいシーンが展開されているのだ。

こうしてUFOブームが再来している中で、日本政府が初めてその存在を公式に否定した。これは、民主党の山根隆治参議院議員がUFOに関する情報収集や研究、日本に飛来した際の対応などについて聞いた質問主意書「UFOについての認識」に答えるもので、答弁書を発表した町村信孝官房長官が「絶対いると思っている」との持論を展開したことが話題になった。“UFO肯定派”の同官房長官は「政府の公式答弁は極めて紋切り型」(朝日新聞より)と批判もしていたのだ。

こうした政府のUFO公式否定に対して、矢追氏が“UFOと真剣に向き合わないと人類滅亡の事態を招きかねない”という警鐘を鳴らしている。同氏は、政府の発表についてUFOに関する調査機関がないことからいままで調査したことがないと説明しただけとしながらも、「国がUFOについて把握していないのなら、当然、自衛隊はUFOに遭遇した『もしも』の事態に備えていない。仮に遭遇してミサイルを発射したら敵対行動とみなされ、向こうが束になって攻撃してきたら勝ち目はない。下手をすると人類は全滅。宇宙戦争に国境は関係ないのだから、日本は他国に迷惑をかけぬようきちんと備えるべきではないか」(夕刊フジより)と、真剣に取り組むよう提言しているのだ。

映画「インディペンデンス・デイ」のようなことが現実に起きるなんて言ったら多くの人が笑い飛ばすだろうけど、山根議員が質問主意書に記したように、米大統領選の演説で候補者がUFOについて言及しているなど、世界的に関心が高まっているのだそう。こうした機運を含めて、矢追氏は警告しているようなのだ。

一方、“しょこたん”こと中川翔子は“UFO否定派”らしく、“UFO肯定派”である町村官房長官の発言に対し、自身のブログ「しょこたん☆ぶろぐ」の12月19日付で「アメリカからなにか聞いたからじゃないのか」「NASAからなにか聞いたからじゃないか?」などの疑問を呈している。さらに、「でも やっぱりUFOは! タイムマシーン説とかのがまだ信じられる!」「知的生命が地球にきてるわけはない!」との持論を展開しているのだ。

ただ、この内容が産経新聞などに取り上げられたため、すぐ後に「…官房長官さんを一喝したつもりなんかまったくなかったです…言葉がたりなかったせいか…UFOのこと個人的な妄想書いただけのつもりが…ニュース記事になるとは… うかつにブログかけないすなぁ…すみません…人に迷惑かかるようなことはしたくないお…」と弁明している。

このほか、麻生太郎氏の母がUFOを目撃していたことが注目されるなど、多くの人を巻き込んでいるUFO論争。本当に宇宙人が攻めてくる可能性はあるのだろうか。

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