借金が増えても止められない? 英国版買い物依存症の実態。

2007/12/12 14:56 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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最近、近所にある家庭用雑貨店でバイトを始めたウォール真木。実家が旅館なのでサービス業は得意とするところなのですが、それでもお客さんを相手にする仕事は本当に久しぶりなので、毎日が新鮮だったりします。それにしても上手くなりました、

「お会計の合計、○○ドル○○セントになります。本日ストアカードをお作り頂くと10%ディスカウントになりますが、いかがですか?」

っていうの(笑)。

それにしてもクリスマス・シーズンということもあって、ここ数週間のお客さんなの流れはかなりのもの。そしてその中には、本当にアレコレいろいろ買っていかれる人もあります。プレゼントにするのは判るんですが、時にはどう考えても、

「こんなに必要ないんじゃ?」

と思うような量を購入していく人も……。レジの会計の途中や、それこそ終わった後でも、まだ買い物を続けているようなお客さんもいます(レジの打ち直しになる場合もあるので、結構面倒なんですが)。しかし、コレがいわゆる買い物依存ってやつ? 米国はカード社会なだけに、歯止めが利かず、留まることを知らなさそうです。

さて米国ではないのですが、先日英国で行われた調査によると、同国には75万人の買い物依存症の人々がいるとみられ、彼らの間には借金がたとえ増加しても、その習慣が止められない人がほとんどだとか。さらに、買い物癖を隠すためにウソを付くこともしばしばだそうで、なかなか克服しにくい現状があるらしいです。

これら買い物依存症の人々は平均月に200ポンド(約4万4,000円)以上を費やし、さらにクレジットカードなどの借金は11,000ポンド(約242万円)にも上っているとか。彼らは週に1度はバッグや洋服を買わなければ気がすまないらしく、そのために高額利子のクレジットカード、ストア・カードなど、数枚のカードを使用している場合もあるのだそうです。

買い物依存症は主に女性に多いそうですが、自分のカードのみならずパートナー(夫やボーイフレンド)のカードをこっそり使った経験も多いそうで、しかもそのことについてウソも平気で付いている人も16%の確率でいるんだとか。

それにしてもカードの使いすぎ、ヘタをすると自己破産も招きかねません。ご利用は本当にご計画的に。

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