「なんにも仕事が入ってないよ」岸部シローの自虐ブログが話題に。

2007/12/10 07:15 Written by コ○助

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グループサウンズ(GS)ブームの一翼を担ったザ・タイガースに途中参加、沢田研二や兄・岸部修三(のちの岸部一徳)らと共に、いきなり「頂点」から芸能界デビューを果たした岸部シロー。1970年にザ・タイガースが解散後は日本テレビ系ドラマ「西遊記」の沙悟浄役で大ブレイク、役者としても評価を高め、さらに1985年からは日本テレビ系ワイドショー「ルックルックこんにちは」では10年以上に渡って司会を務めていたなり。当時の岸部シローは芸能界において一定のポジションを確保しており、売れっ子の一人だったと言っても過言ではないなりね。

でも、デビューから順風満帆に歩んできたはずの人生は突然転げ落ちていくなり。自身の骨董収集の趣味が招いた浪費癖や知人の連帯保証人になったことが災いして4億円以上の借金を抱え、ついには自己破産。豪邸も手放し、「ルックルックこんにちは」は降板、所属事務所も解雇となり、生活も、芸能界でのポジション的にも苦しい立場に追いやられてしまったなり。自己破産のほとぼりが冷めた頃からは再びバラエティ番組やドラマ(「電車男」「クロサギ」etc)などに出演する機会も増えてきたなりが、それでも過去の栄光からはほど遠いなりよね。また、今年4月には、自己破産後も岸部シローを陰で支えてきた、14歳年下の妻を43歳の若さで亡くし、辛い状況に追い打ちをかけているなりよ。

そんな岸部シローが、昨年5月から「岸部シローの四郎マンション」なるブログを更新しているのをご存知なりか? リクルートが運営する住宅情報サイト「スマッチ」内のコンテンツとして、岸部シローがこれまで住んできた家のことを語っているブログなりが、最近、にわかに注目を集めているなりね。

その理由は「暗い」から。妻の小緒里さんの想い出を語ることが多く、全体的に暗めのトーンなのはまだ亡くなってから日も浅いので仕方がないにしても、日を追うごとに自虐的な発言が増えているような印象なりよ。そのため、中には「終末ブログ」と表現する人もいるほど……。どのような内容なのか、少し覗いてみると。

「年末にかけて、なんにも仕事が入ってないよ」
「(蛭子能収の再婚に触れ)僕はでも、お金ないし、蛭子さんより条件悪いから、再婚なんてできないだろうな」
「(宝くじについて)当たらないねー。無理だねー」
「家の中の整理をしていたら、彼女のお財布から1万円が出てきて、助かったよ。彼女がどこかにお金を隠して、とっといてくれているかもって、期待しながら毎回家の整理してるんだけど、ないねー」
「僕は40年間、芸能界にいて、一人も『弟子にしてくれ』っていう人がなかった男だから。よほどカリスマ性がないんだね」
「仕事ください」

ブログを読んでいくと、岸部シロー自身は仕事の意欲もあり、元気ではあるようなりが、見ての通り投げやりな言葉を綴ることも多く、いろいろと辛そうな状況が伝わってくるなりね。また、ブログのコメント欄を開放して「仕事下さい」とも呼びかけているなりよ。

でも、ルー大柴がブログをきっかけに復活を果たしたように、今の時代、ブログが脚光を浴びれば再ブレイクする可能性は十分にありそう。今のスタイルが良いのかどうかは難しいところなりが、8日に放送された日本テレビ系「エンタの神様」では、ブログネタを披露するお笑い芸人KICK☆が岸部シロー取り上げるなど、徐々に話題にはなってきているなりよ。また明るい岸部シローに戻れる日が来るよう、どうかブログが再浮上のきっかけになりますように……。

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