イー・モバイル、下り7.2Mbpsのモバイルデータ通信を国内初提供。

2007/11/27 12:45 Written by モノメトロ編集部

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パソコンに続き、モバイルもブロードバンドの開花が間近に迫ってきた。NTTドコモは HSDPA方式を採用した下り最大3.6Mbpsの「FOMAハイスピード」、ソフトバンクも同じくHSDPA方式を採用した下り最大3.6Mbpsの「3Gハイスピード」、auは下り最大3.1Mbpsの「EV-DO Rev.A」を展開し、それぞれの対応端末を順次投入中で、普及まではもう時間の問題だ。「第4」のケータイキャリアであるイー・モバイルも、今年3月からHSDPA方式を採用した下り最大3.6Mbpsの定額データ通信サービスを提供中だが、このサービスをさらに拡充させ、国内で初めて下り 7.2Mbpsの通信速度を実現する「EMモバイルブロードバンド」の提供を12月12日から始める。

「EMモバイルブロードバンド」は、「モバイルブロードバンド革命」を掲げるイー・モバイルの戦略的なサービス第2弾。下り7.2Mbps、上り 384kbpsの速度を、国内のキャリアでは初めて実現した。利用には対応端末が必要だが、月額料金は従来からの据え置きで提供する(2,480円〜)。

最初の対応端末として発売されるのは、USB接続タイプのデータ通信端末「D02HW」。動作環境はWindows(Vista含む)、Mac(OS X Leopard含む)で、CDを用いずに簡単にセットアップ可能だ。価格は「ベーシック」プランの場合は33,980円、「いちねん」および「新にねん」プランの場合は9,980円。

下り7.2Mbpsのサービスは都市部や人口密集地の基地局から順次していく予定。当初は下記の地域がエリアとなる。

 北海道(札幌市近郊の人口密集地)
 東北(仙台市近郊の人口密集地)
 関東(東京23区、横浜市、千葉市、さいたま市 各近郊の人口密集地)
 東海(名古屋市近郊の人口密集地)
 関西(京阪神の人口密集地)
 中国(広島都市部)
 九州(福岡都市部)

NTT ドコモ、au、ソフトバンクに比べるとまだまだサービスエリアが狭いイー・モバイルだが、モバイルでウェブを利用する機会の多い人にとって、 7.2Mbpsが魅力的なスピードなのは間違いない。安価なプランも用意されているので、すでに3キャリアやPHSの契約をしていたとしても、導入を検討する価値はありそうだ。

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