サッカー日本代表のイビチャ・オシム監督倒れる、急性脳梗塞で。

2007/11/16 17:45 Written by コ○助

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「オシム監督倒れる」。衝撃的なニュースが、16日夕方、列島を駆け抜けたなり。サッカー日本代表を率い、2010年のW杯南アフリカ大会を目指していたイビチャ・オシム監督が、16日の午前2時頃に千葉県浦安市の自宅で倒れ、17時現在、緊急搬送された順天堂浦安病院の集中治療室で治療を受けているなりよ。不安定な状態が続いており、重篤との情報も。日本代表はもう今年の試合予定はないなりが、来年2月からはW杯予選がスタートするため、緊急事態よりもさらに深刻な、非常事態を迎えたと言っても過言ではないなり。

16日夕方に記者会見を行った川淵三郎キャプテンは、「急性の脳梗塞で、現在集中治療室で治療中です」と病状を説明したあと、「私どもサッカー協会にとっても非常にショックな出来事」「今は代表チームがどうのこうのというよりも、オシム監督が治って欲しい」と語り、言葉を詰まらせて涙ぐみながら「命を取り留めて欲しいと願っております」と辛い表情を浮かべていたなり。また、記者からの「厳しい状況なのでしょうか」との質問には「僕が言って良いのかわかりませんが、かなり厳しい状況です」と、深刻な病状であることをうかがわせたなりね。

オシム監督は日本代表監督に就任した時点で65歳と高齢で、心臓に持病を抱えていたことから、常に健康問題への不安は囁かれていたなりよ。また、普段から高血圧や血行不良に悩まされており、心筋梗塞や脳梗塞の予防のための薬を常用していたという話も。突然脳梗塞に襲われたわけではなく、その予兆を感じ、周到に予防に努めていたにも関わらず、最も恐れていたことが起きてしまったようなりよ。

オシム監督は1941年生まれの66歳。旧ユーゴスラビアのサラエボ出身で、現役時代は東京五輪のユーゴスラビア代表として、引退後はユーゴスラビア代表監督として手腕を振るった名伯楽なりよ。2003年からはジェフ市原の監督に就任、2006年7月には日本代表監督に就任し、W杯南アフリカ大会出場を目指して、チーム強化に努めていたなり(代表監督就任後の成績は12勝3敗5分け。独特なウィットに富んだ言葉たちは「オシム語録」としてメディアやファンから愛されているのは、もう有名な話なりよね。

来年以降の日本代表を憂うのは後回しにして、今はオシム監督の病状が回復することを願うばかりなり。

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