暴行で有罪判決、容疑者の男が使用したその意外な「武器」。

2007/10/31 12:10 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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先日の「メリケンな日常」にも書いたのですが、今年のウォール家ダンナの誕生日プレゼントは、ピクルスでした。ダンナも娘たちも大好きな食べ物でございます。巨大なビンごと上げたら大喜び。しかし、なんでそこまで興奮するんだ? ピクルスに(笑)?

アメリカではサンドイッチを注文すると、縦によつ切りにしたピクルスが添えられてきます。あんまりワタクシは食べないので家族の誰かがボリボリ噛り付いてますが。漬物は好きなんですけど、やっぱり温かいご飯か日本茶(ワタクシの実家のある地域では、漬物をお茶うけにする)がないと食べる気がしないのです。

ところで西洋のキュウリは、日本のキュウリとは違って、ずんぐりとして皮も厚め。ナマコが何故英語で「シー・キューカンバー」(海のキュウリ)と呼ばれるのか、その理由が理解できる姿かたちをしています(汗)。

で、前置きがどんどん長くなっておりますが、本題。

ピクルスはひとつ丸々手に持ってみると、水分を含んでいるので結構ズッシリとします。投げて人に当たったら結構痛いかもしれません。ってか、匂いのインパクトの方が強力か(笑)? それにしても実際にミシガンのとある町では、男性がピクルスを「武器」にして人に暴行を働いたとして、先日実刑判決が下されたそうです。

ミシガン南部に住むボビー・リー・ボーレン容疑者(35歳)は今年8月、ガールフレンドのジョディ・リーさんの家に乱入。その後ジョディさんとその友人と口論となり、テーブルに置かれていた「大きめの」ピクルス2本を手にすると、それを彼女たちに投げつけたというのです。

これが暴行にあたるとして、ボーレン容疑者はその後逮捕されます。そして保釈されないまま、裁判当日まで54日間の刑務所生活をしていました。そして先日法廷に足を運んだ容疑者に、裁判官は有罪判決を言い渡します。ピクルス投げただけなのに……。ただし禁固日数を54日のみとし、その当日までの入所期間で処分妥当とされたので、まあちょっとマシかなぁ。

とりあえず晴れて自由の身となったボーレン氏ですが、1年間の執行猶予がありますから、今後またピクルスを投げつけたら刑務所に逆戻りですので、気をつけてもらいましょう。

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