カプコン、「バイオハザード」シリーズ初のフルCG作品を製作へ。

2007/10/29 23:34 Written by コ○助

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ヒットゲームが映像作品になるのは、今も昔もよくある話。古くは「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」(主演:ボブ・ホスキンス)や「ストリートファイター」(主演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム)、近年だと「トゥームレイダース」(主演:アンジェリーナ・ジョリー)や「バイオハザード」(主演:ミラ・ジョヴォヴィッチ)など、A級からC級まで、さまざまな作品が映画をはじめとする映像作品になっているなりよね。

でも、生身の俳優を起用した実写映像はいくつもあれど、ゲームと同様のフルCGで映像化した作品はそれほどあるわけではないなりよ。ゲームの世界におけるビッグタイトルで、映像化されたことが広く一般に知られているのは、なんといっても2001年に公開された映画「ファイナルファンタジー」なりね。ハワイに本格的なCGスタジオを作るところから始め、日本映画史上最高と言われた157億円もの製作費を投じたものの、全米の興行成績はわずかに3200万ドル。結果、スクウェアが130億円もの特別損失を出して危うく潰れかけたという、「黒歴史」的な作品として、今もなお語り継がれているのは皆さんもご存じのとおりなり。

もともとCGで製作されているゲームゆえ、フルCGでの映像化を目指す方向性自体は、ひとつのベクトルとしてそれなりの合理性があるなりが、映画「ファイナルファンタジー」の大失敗を思い浮かべると、手放しで期待することができないのも確かなりよ。ただ、時代は流れてピクサーの映画に代表されるフルCGアニメが世の中に抵抗なく受け入れられるようになったこと、2005年にはスクウェア・エニックスが発売したフルCGによる映像作品DVD「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」が世界で140万本を売り上げる大ヒットを記録したことなど、少しずつではあるなりが、当時ほどフルCGという選択肢が映像の世界において「完全アウェイ」な状態ではなくなってきているなりね。

こうした流れの中、カプコンから発表されたのは、人気のゲームシリーズ「バイオハザード」のフルCGでの映像化作品「BIOHAZARD:Degeneration」。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと共同で、すでに製作を開始しているというなり。詳しくは2008年になるまで情報が公開されないなりが、カプコンは「革新的な映像でオリジナルストーリーのCG版『バイオハザード』を誕生させます」と高らかに宣言しているなりよ。

成功するか、失敗するかはまだ分からないなりが、期待と不安が入り交じった作品になることは間違いなさそうなりね。続報を待つべし。

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