PS3向け「忌火起草」が映画化、「呪怨」の一瀬隆重氏が製作。

2007/10/26 21:31 Written by コ○助

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1992年にスーパーファミコン向けソフト「弟切草」を発売したチュンソフトによって、ひとつのジャンルとして確立されたサウンドノベル。古くから存在するアドベンチャーゲームの体裁ながら、BGMと効果音、そして基本的には静止している画像(多少の動きはある)というシンプルな構成でプレイヤーの想像力をかき立てる、ゲームと本の中間に位置するようなジャンルなりよね。「弟切草」のほかに、これまでチュンソフトからは「かまいたちの夜」「街 〜運命の交差点〜」「かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄」「かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相」が発売され、いずれもファンに絶大な支持を得てきたなりね。

そんなサウンドノベルの待望の新作として、10月25日にプレステ3向けに発売されたのが「忌火起草(いまびきそう)」。CGがグリグリ動くようなタイプのゲームではないため、数あるゲームの中でもそれほどマシンパワーを要求しないサウンドノベルではあるなりが、「忌火起草」はハイビジョン映像やドルビーデジタル5.1chサラウンドといったプレステ3のパフォーマンスを最大限に活用、これまでにない「史上最恐」の臨場感で迫ってくるというなり。

この恐怖のサウンドノベルが、なんと映画化されることになったようなり。まだキャストやスタッフ、ストーリーなど、作品の概要はベールに包まれたままなりが、プロデューサーにホラー映画のヒットメーカー、一瀬隆重氏を起用することは明かされているなりね。一瀬隆重氏といえば、「リング」「らせん」「仄暗い水の底から」「呪怨」などでもプロデューサーを務め、現在、世界的に評価の高い「ジャパニーズホラー」ブームを築いた人物。そういう意味では、「忌火起草」の映画版は期待しても良さそうなりよ。

ちなみに、ホラー系のゲームを映画化した作品には、「弟切草」(2001年、監督:下山天、主演:奥菜恵。厳密には小説を原作としており、ゲームの内容とは異なる)、「バイオハザード」(2002年からシリーズ化、監督:ポール・W・S・アンダーソン、主演:ミラ・ジョヴォヴィッチ)、「ハウス・オブ・ザ・デッド」(2003年からシリーズ化、監督:ウーヴェ・ボル、主演:ジョナサン・チェリー)、「サイレン」(2006年、監督:堤幸彦、主演:市川由衣)、「サイレントヒル」(2006年、監督:クリストフ・ガンズ、主演:ラダ・ミッチェル)などがあるなり。すべてが興行的に成功しているわけではなく、また、ゲームのファンが納得できる出来になっているわけではないなりが、こうして映画化が相次いでいるのは、ほかのゲームに比べると映画化しやすい題材だから、と言えそうなりね。

ただでさえ怖い「忌火起草」が映像になったときにどのような恐怖で迫ってくるのか。観たくない……けど観てみたいなり……。

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