メモリカード要らずな大容量、4GB内蔵の「Cyber-shot DSC-T2」。

2007/10/25 10:24 Written by モノメトロ編集部

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デジタルカメラを購入したら、可能な限り大容量のメモリカードも購入しておく。高画素のデジタルカメラが主流のいま、ある程度撮影枚数にゆとりを持たせておくためにもそうするのが無難だろう。小売店の店員さんたちも、当たり前のように大容量のメモリカードを勧めてくるものだ。でも、大抵のデジタルカメラは本体にもわずかながらメモリを内蔵していることが多く、「この容量が大きければメモリカードは必要ないのでは……?」と感じているユーザーは少なくない。そうしたニーズに応えるべく、ソニーが4GBの大容量メモリを内蔵した新しいデジカメ「サイバーショットDSC-T2」を11月22日に発売する。価格はオープンプライス(実売4万3000円前後)。

「サイバーショットDSC-T2」は4GBの内蔵メモリに、640×480ピクセルなら最大4万枚の写真を保存できるデジタルカメラ。その広大なメモリ容量を活かすため、通常のカメラとしての使い道だけでなく、「持ち歩けるデジタルアルバム」としての用途も想定している。液晶にタッチパネルを採用した操作体系も、フォトビューワとして使いやすい設計だ。

アルバム機能はよく練られており、まず、撮影した画像は撮影日時や撮影頻度などの情報をもとに、自動的にグループ分けを行う。グループ分けされた画像は、「いつ、何を撮ったか」が一目で分かる月単位のインデックス「カレンダー表示」や、フォルダごとに振り分ける「アルバムリスト表示」、登録したお気に入りの写真だけを再生する「お気に入りリスト表示」、あとでWebにアップロードしたい写真だけを再生する「シェアマークリスト表示」と、いろいろな表示方法で確認ができる。

面白いのはブログやSNSへのアップロードが簡単に行える機能だ。内蔵したメモリ内に画像管理ソフト「Picture Motion Browserポータブル」がインストールされており、USBケーブル経由でパソコンに繋ぐとソフトが起動。予めソフトにURL(例えばブログやSNS)とアップロードしたい画像サイズを設定しておけば、自動でリサイズしてアップロードまでしてくれる。パソコン側に画像管理ソフトがインストールされている必要がないため、出先のパソコン、例えば会社や知人・友人宅、ネットカフェなどからも簡単に画像のアップロードが行えるという、セキュリティ的にも安全性が高いのが嬉しいところだ。

機能的には1/2.5インチの810万画素CCD、光学3倍ズーム、光学式手ブレ補正、そして9月に発売された「サイバーショット」から登場した、笑顔を検知して自動的にシャッターを切る「スマイルシャッター」を搭載。内蔵メモリのほかにメモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオにも対応する。本体色はブラック、ホワイト、グリーンの3色で、ほかにソニースタイル限定のブルーとピンクの2色がある。

レンズカバーを閉じると正面から凹凸がなくなり、フラットな状態になるデザインも個性的だ。デザインも良く、機能的にも便利かつ面白い「サイバーショットDSC-T2」。ブログやSNSを利用する機会の多い人は、要チェックだ。(モノメトロ編集部)

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