各キャリアが新モデルを発表するこの季節。16日には先陣を切ってauが秋冬モデル8機種を発表、続いて22日にソフトバンクが10機種を発表したなりよ。昨年同時期に発表された秋冬モデルに比べるとauは12機種から8機種に機種を絞ってきたなりが、ソフトバンクは13機種から、マイナーチェンジモデルを含めて10機種で年末商戦に臨むなり。

発表されたのはシャープ製の「920SH」「THE PREMIUM 820SH」「THE PREMIUM 821SH」「822SH」、サムスン電子製の「PHOTOS 920SC」、東芝製の「920T」、パナソニックモバイル製の「820P」「MIRROR 821P」の新モデルと、旧機種をマイナーチェンジしたシャープ製の「913SH G TYPE-CHAR」「GENT 812SH sII」の2モデルを合わせた10機種。それぞれ、どのような端末なのか、引き続き簡単にスペックや特徴をまとめておくなり。

◎「PHOTOS 920SC」（サムスン電子製）
・2.4インチの有機ELを搭載（QVGA 240×320ピクセル）。
・顔認識オートフォーカス＆手ブレ補正＆光学3倍ズーム対応の500万画素カメラを搭載（500万画素クラスは国内3機種目）。
・デジタルカメラと同じ「キセノンフラッシュ」を搭載。
・3Gハイスピード（HSDPA）対応。
・国際ローミングサービスに対応。
・Bluetoothを搭載。
・本体色はホワイト×ホワイト、ホワイト×ターコイズ、ブラック×ブラック、ブラック×レッドの4色。

「PHOTOS 920SC」は強力なカメラ機能を備えたデジカメライクな上位モデル。ワンセグや「S! FeliCa」には非対応なりが、その分、カメラ機能が群を抜いているなりよ。機能的には顔認識オートフォーカスに手ブレ補正、そして光学3倍ズームと、いまのデジカメのトレンドを取り込みながら、500万画素の高画素CMOSを搭載。世界的に見てもケータイのカメラ機能が優れている韓国のメーカーならではのこだわりを感じる端末なり。

◎「920T」（東芝製）
・3インチのクリアスクリーン液晶を搭載（ワイドVGA 400×800ピクセル）。
・手ブレ軽減機付きオートフォーカス対応320万画素CMOSカメラを搭載。
・1GBメモリを内蔵。
・ワンセグに対応。
・3Gハイスピード（HSDPA）対応。
・Bluetoothを搭載。
・「S！FeliCa」（おサイフケータイ）対応。
・外部メモリはmicroSD。
・本体色はホワイト、シャンパンゴールド、ピンク、ブラウンの4色。

「920T」は春モデルの高機能機種として話題を呼んだ「911T」の後継機種。基本的な機能は「911T」を継承しつつも、デザインや本体色に変更を加えているなりよ。ワンセグは外部メモリへの録画にも対応。2GBのmicroSDなら、約10時間の録画ができるというなり。

◎「820P」（パナソニックモバイル製）
・2.8インチ液晶を搭載（ワイドQVGA 240×400ピクセル）。
・オートフォーカス対応の200万画素CMOSカメラを搭載。
・パナソニックモバイル端末伝統の「ワンプッシュオープンボタン」を搭載。
・国際ローミングサービスに対応。
・Bluetoothを搭載。
・外部メモリはmicroSD。
・本体色はブラック、ホワイト、シルバー、レッド、ピンク、ターコイズの6色。

「820P」は機能を絞ったシンプルな端末。目立った特徴はないなりが、過去の売れ線モデルである「705P」や「706P」のデザインを踏襲しており、広く万人に受け入れられそうな作りなりよ。

◎「MIRROR 821P」（パナソニックモバイル製）
・「820P」の兄弟機。
・2.8インチ液晶を搭載（ワイドQVGA 240×400ピクセル）。
・オートフォーカス対応の200万画素CMOSカメラを搭載。
・パナソニックモバイル端末伝統の「ワンプッシュオープンボタン」を搭載。
・国際ローミングサービスに対応。
・Bluetoothを搭載。
・外部メモリはmicroSD。
・本体色はミラーブラック、ミラーシルバー、ミラーパープル、ミラーブルー/グリーン、ミラーピンク/ゴールドの5色。

「MIRROR 821P」は「820P」の兄弟機。機能面は同等ながら、ミラー加工を加えることでより女性的な印象を強くした端末なり。

◎「913SH G TYPE-CHAR」（シャープ製）
・「機動戦士ガンダム」の登場キャラクター、シャアをイメージした特別モデル。
・機能的には夏モデルとして発売された「913SH」と同等。
・メインディスプレイ横に「PRINCIPALITY OF ZEON」（ジオン公国）の刻印。
・メニューや待受画像、絵文字などはシャアオリジナル仕様。
・「MS-06S シャア専用ザクII」の頭部をイメージした充電台が付属。
・本体色はシャアをイメージしたC.A.Redのみ。

「913SH G TYPE-CHAR」はある意味、ソフトバンク冬モデルの目玉的な端末。機能的には1モデル前の「913SH」と同等ながら、サンライズと創通の監修のもと、徹底的に「シャア・アズナブル」を追求したモデルなりよ。充電台はバンダイのホビー事業部が制作したもので、1/12サイズとかなり大型。「子どものほどの大きさ」（インプレスより）もあるというなり。シャア好きにはたまらないプレミアムアイテムと言えるなりね。

このほか、シンプルな機能の簡単ケータイ「GENT 812SH sII」（シャープ製）も発表されているなり。全体的にはシャープ製の端末が6機種と、ほかのメーカーの端末がやや寂しい印象ではあるなりが、「シャア専用ケータイ」をはじめ個性的な端末が揃っているなりね。ソフトバンクユーザーはぜひチェックを。

（おわり）