「iPhone」と「iPod touch」向けアプリをサードパーティに開放へ。

2007/10/18 15:40 Written by コ○助

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その革新的なインターフェースと高機能で、発売前から大人気の「iPhone」と「iPod touch」。通話機能の有無やサイズなどいくつも違いのある両製品なりが、基本的なデザインや設計で共通している部分も多いため、「iPhone」が投入されずにやきもきさせられていた日本では、先に発売された「iPod touch」で満足できたという人も多いなりよね。コ○助の周囲でも、米国で「iPhone」が発売された6月から「欲しい欲しい病」にかかった人が続出していたものの、9月下旬から「iPod touch」が国内でも発売されたことで、だいぶ病も落ち着いてきたようなりよ(笑)。

「iPhone」はスマートフォンに近い製品、「iPod touch」はその名が示すとおり「iPod」の発展系という立ち位置の違いがあるなりが、最近、ネットでは「iPod touch」にさまざまなアプリケーションを「勝手に」インストールして、PDA的に利用するユーザーが増加中なりよ。engadgetによると、「iPhone」向けのMailやGoogle Maps、そしてファミコンのエミュレータなどの自作ソフトをインストールする強者も現れているのだとか。

アップルは、セキュリティのリスクが高いとの理由から「iPhone」や「iPod touch」では、アップルが提供するアプリケーションや、アプリケーションの代替えとなるWebサービス以外の利用を認めていないなりよ。「勝手に」アプリケーションをインストールできてしまったのは「iPod touch」の脆弱性を突いているから。でも、ユーザーが求めているものはこうしたオープンな環境での「iPhone」や「iPod touch」にあるため、アップルも方針を転換し、少しずつオープンな環境を整えていくことになったなりね。

米アップルのホームページにスティーブ・ジョブズCEOが発表したコメントによると、2008年2月をめどに、「iPhone」や「iPod touch」用の開発ツール「SDK(Software Development Kit)」の提供を開始。これにより、草の根のユーザーを含めたサードパーティーによるアプリケーションの開発が公式に認められることになるなり。つまり、ユーザーは自由にいろいろなアプリケーションをインストールして、「iPhone」や「iPod touch」の機能を拡充させていけるなりよ。

ただ、アップルも無碍にオープン化することはウィルスやマルウェアなどのリスクを高めるだけとの認識から、何らかのセキュリティ策は施す模様。それでも、「iPhone」や「iPod touch」を末永く使っていくためにも、ユーザーにとっては嬉しい方針転換と言えそうなり。

来年はサードパーティからいろいろなアプリケーションが登場しそうなりね。「iPhone」や「iPod touch」で何ができるようになるのか、楽しみなり。

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