放送終了から15年、「まじかる☆タルるートくん」が初のDVD-BOX化。

2007/10/14 16:36 Written by モノメトロ編集部

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「東京大学物語」をはじめとする青年向けマンガの多い江川達也の作品群の中で、ひときわ異彩を放つ少年向けマンガ「まじかる☆タルるートくん」。1988年から1992年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載され、今もなお「江川達也の代表作」と語り継がれている作品だ。1990年にはテレビ朝日系でアニメ化され、1年8か月(全87話)の放送期間の平均視聴率は15.9%、最高視聴率は 20.3%という好結果を残している。

あれから15年。次々と過去の「名作アニメ」と呼ばれる作品がDVD-BOX化されていく中で、「まじかる☆タルるートくん」は待てど暮らせどDVD- BOXになる気配もなく。少年向けマンガにも関わらずアダルトな描写があることが障害になっているとの噂もあったが、東映ビデオがDVD-BOX「まじかる☆タルるートくん コンプリートDVD」を2008年2月21日に発売することが決定。すでに製品情報のページも立ち上がっている。

「まじかる☆タルるートくんコンプリートDVD」は、第1弾〜第3弾までの3段階に分けて発売する。第1話〜第30話までを収録した第1弾は2008年2月21日に、第31話〜第 60話までを収録した第2弾は同年5月21日に、第61話〜第87話までを収録した第3弾は同年8月8日に発売。価格はいずれも28,0000円(税込み)だ。初回限定生産のため、予約をしたほうが確実だろう。

「まじかる☆タルるートくん」は、主人公の小学生・江戸城本丸と魔法使いのタルるートが織りなすドタバタ劇。勉強も運動も苦手な江戸城本丸が、タルるートが出す魔法アイテムを用いたり、ひたむきな努力をしたりしながら成長していく過程を描いている。その設定が「ドラえもん」に似ている点について批判を受けることもあるが、アダルトな描写や、時にスポ根マンガのような江戸城本丸の努力や根性がテーマになるなど、オリジナルなエッセンスも随所に見られ、現在も作品を愛するファンは多い。

なお、11月3日からはCSのファミリー劇場でアニメ版の放送が始まる。若かりし頃のTARAKO(「ちびまる子ちゃん」のまる子役)や高山みなみ(「名探偵コナン」のコナン役)の声も聞き逃せない。視聴環境の整っている人はぜひチェックを。(モノメトロ編集部)

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