「映画市場には居場所がない」ウーピー・ゴールドバーグが女優引退。

2007/10/11 18:47 Written by コ○助

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1990年に出演した映画「ゴースト/ニューヨークの幻」でアカデミー助演女優賞を獲得、これをきっかけにハリウッドを代表するスターとなったウーピー・ゴールドバーグ。1970年代、子どもの頃から児童劇団などで芸能活動をしていたウーピーは下積みの長かった女優で、「ゴースト/ニューヨークの幻」の時にはすでに30代も半ばを過ぎていたなりよ。ブレイク前夜には映画だけでなく、舞台やテレビにも精力的に出演していたなりね。

「ゴースト/ニューヨークの幻」のあとウーピー人気を決定付けたのは、何と言っても「天使にラブ・ソングを…」。修道院を舞台に唄って踊る楽しい作品で、ウーピーのコメディエンヌとしての才覚が一気に開花したなりよね。公開されたのは今から15年前と結構昔の話なりが、当時高校生だったコ○助の周囲では、女性から圧倒的な支持を得ていたのを今でもよく覚えているなりよ。「ウーピーの映画最高!」「ウーピーの新作早く観たい!」とか、教室のあちこちからよく聞こえていたものなり(笑)。

でもそんなウーピーも、ほかの往年のハリウッドスターたちがそうであったように、ヒット作が持続せずに徐々に仕事が減少。「天使にラブ・ソングを2」(1993年)以降も1990年代はコンスタントに主演&2〜3番手で映画に出演しているなりが、興行的に成功した作品は、残念ながらほとんどなかったなりよ。Yahoo!ムービーの「ウーピー・ゴールドバーグ」の項目を観れば、その作品の評価がどれも高いことは分かるなりが、結局「稼げる女優」としての地位を保つことができなかったなりね。

そのため、端役やゲスト出演的な扱いの作品を除いた大きな仕事としては、2001年の主演作「ウーピーのカモン・ヘブン!」を最後にハリウッドから少し距離を置いていたなりよ。もうずいぶんと時が流れてしまったなりが、こうした状況の中で、CNNの人気番組「ラリー・キング・ライブ」に出演したウーピーはある決意を語ったなりね。

それは「女優引退」。「若くて、ゴージャスな女優たちが全部仕事を持っていってしまい、今となっては出演を検討してほしいと脚本が送られることもなくなった」そうで、ハリウッドにはもう自分の居場所がないとの判断から、もう女優業を続ける気力がなくなってしまったようなりよ。一時代を築いた女優だったことは疑う余地がなく、それだけ偉大な女優がこうした理由での引退告白はちょっと寂しいものがあるなりね。

今後はテレビの司会などを中心に活動していく方針。そうなると、なかなか日本でお目にかかる機会がなくなってしまうだけに、またいつの日か、スクリーンに戻ってきてくれる日が来ることを願うばかりなり。

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