「モンスターハンター3」がWiiに電撃移籍、PS3版は開発中止に。

2007/10/11 11:32 Written by コ○助

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恐竜などの巨大なモンスターを「狩る」という新しいコンセプトが高く評価され、カプコンを代表する作品に成長した「モンスターハンター」シリーズ。2004年にプレステ2向けに発売された第1作はオンラインゲームの要素が強かった(一応、オフラインモードもあるものの、オンラインにこそこのゲームの醍醐味があった)ため、一部のマニアの間だけで盛り上がっている印象も否めなかったなりが、盛んに流れたテレビCMの「キャラクターが肉を焼いている映像」と「『こんがりおいしく焼けました』のセリフ」が実にキャッチーで、実際にプレイしていない人でも興味のそそる作品だったなりよ。

続いて2005年には第2作「モンスターハンターG」がプレステ2で、第3作「モンスターハンター ポータブル」がPSPで発売され、いずれもヒットを記録。特に「モンスターハンター ポータブル」はベスト版(廉価版)を含めると100万本近い売り上げを記録しており、「モンスターハンター」シリーズは誰もが認める「人気作」の仲間入りを果たしたなりね。

さらに2006年には第4作「モンスターハンター ドス(モンスターハンター 2)」がプレステ2に、2007年には第5作「モンスターハンター ポータブル2nd」がPSPに登場。シリーズの人気が勢いを増していく中で発売された「モンスターハンター ポータブル2nd」は爆発的なヒットを記録し、PSPでは初のミリオンタイトルとなったなり。この作品は現在までに140万本を売り上げるなど、低迷していたPSPの起爆剤にもなったなりね。

そして、これに続く新作「モンスターハンター トライ(モンスターハンター 3)」は、プレステ3向けに開発が進められることが昨年5月の段階で明かされていたなりよ。これまでプレステ2やPSPといった、いわゆるソニー陣営向けに投入されていた作品なので当然の流れだったなりが、待てど暮らせど発売される気配はなし。発売時期すらアナウンスされずに月日だけが流れていったなりが、10月10日に行われた任天堂の発表会「任天堂カンファレンス 2007.秋」において、誰もが驚く「『モンスターハンター トライ』はWii向けに発売する」との発表があったなりよ。それはすなわちソニー陣営から任天堂陣営に「電撃移籍」したことを意味するなりね。

人気シリーズの「移籍」は、ソニー陣営にとっては大きな痛手。すでにスクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト」シリーズが任天堂陣営に「移籍」して、新作「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」をニンテンドーDS向けに発売することが決定しているだけに、それに続く衝撃といっても過言ではないなりよ。プレステ3は値下げや廉価版の投入が話題になったばかりなりが、人気タイトルが姿を消してしまったのは辛いところなりね……。

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