ヤクルトのアレックス・ラミレス外野手が退団も、交渉のメド立たず。

2007/10/10 18:36 Written by コ○助

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今年が来日7年目、陽気な性格と派手なパフォーマンスでファンからも愛されているヤクルトのアレックス・ラミレス外野手。7年間の通算成績も打率.301、211本塁打、752打点と申し分なく、また、大きなけがをすることなく常に安定したプレーを見せるなど、これまでのチームへの貢献度は計り知れないモノがあるなりよ。今年は7月から9月までの3か月連続で月間MVPを獲得(史上初)、そして今年の最多安打と打点王の2冠に輝くなど、33歳の今も元気いっぱいなりね。

でも、そんなラミレス選手の退団の可能性が、最近よく囁かれるようになってきたなり。その理由はヤクルトとラミレス選手の間で結ばれた3年契約が今年で切れ、オフに来年以降の契約交渉が行われるから。すんなりと交渉が進むのであれば、ラミレス選手も「残留が第一希望」と公言しているので特に問題はないはずなりが、そこにはヤクルトの台所事情などもあり、ちょっと怪しい雲行きになっているようなりよ。

今年、1軍でプレーしたヤクルトの外国人選手を見ておくと。16勝8敗、防御率2.84の抜群の成績でセ・リーグ最多勝を獲得したセス・グライシンガー投手、打率は.245と低調ながら、35本塁打を放ったアーロン・ガイエル外野手、けがの影響で今年は活躍できなかったものの、昨年は3割近い打率と39本塁打で大活躍したアダム・リグス内野手、シーズン途中加入ながら28試合に登板したブライアン・シコースキー投手など、優良な選手がズラリと並んでいるなりね。

このうち不調だったリグス選手は2年契約を結んでいるために残留が基本線なりが、ほかの結果を残してきた選手に関しては年俸アップ必至の難しい交渉が待ち構えているなり。そのため、今年の年俸3億円からさらにアップせざるを得ないという、抜きん出て年俸の高いラミレス選手との契約延長を断念するのではないか、との見方が広がってきているなりよ。

また、古田監督の退任に伴い、ヤクルトは次期監督の選定中。OBの栗山英樹氏の名前も挙がったなりが、どうやら今季限りで日本ハムを退団する高田繁GMが濃厚なようなりよ。ただ、こちらもまだ正式決定には時間を要するため、来季の戦力構想まではまだ踏み込めず、ラミレス選手の契約交渉も保留せざるを得ない状況なりね。

これだけの実績を残してきた選手だけに、もしヤクルトとの契約延長交渉がまとまらなければ争奪戦は必至。すでに獲得に乗り出すと報じられたオリックスをはじめ、豊富な資金力を持つ巨人やソフトバンク、そして阪神も参戦する可能性が高いなりね。果たしてヤクルトはラミレス選手を繋ぎ止めることができるのか、はたまた他球団に流出という事態を招いてしまうのか。注目しておきたいところなり。

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