アニメ「ヤッターマン」が29年ぶりに復活、08年1月から放送開始。

2007/10/09 12:37 Written by コジマ

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「タイムボカンシリーズ」の第2作として1977〜79年に放送されていた「ヤッターマン」。「ポチっとな」「全国の女子高校生のみなさま」「そ〜れ、おしおきだべぇ〜」などの流行語を生み出し、平均視聴率はタツノコプロが制作するアニメで最も高い20.1%を記録した。特に、さまざまなメカやコミカルな悪役3人組「ドロンボー」は魅力的だったのだ。

その「ヤッターマン」が、同じタツノコプロが制作する「ガッチャマン」とともに実写映画化するというニュースが入ってきたのは、今年4月のこと。映画版「ヤッターマン」は三池崇史監督(「DEAD OR ALIVE」シリーズ、「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」、「クローズ ZERO」など)がメガホンをとり、キャラクターとメカニックのデザインはゲーム「バーチャファイター2」や映画「キューティーハニー」を手がけた寺田克也が担当することになっており、タイトルは「YATTER MAN〜ヤッターマン〜」。現在、09年春の公開を目指して着々と製作が進められている。Narinari.comでお伝えした際には、ボヤッキー役に「大泉洋がぴったり!」という意見が多数寄せられたのだ。

これに合わせるように、マンガ誌「コロコロイチバン!」(小学館)で「ただ今参上!! ヤッターマン」(難波孝作)の連載が始まり、千葉テレビでも再放送が始まった(月曜午後5時半〜6時)のだけど、今度はアニメのリメイク版が、来年1月から日本テレビ系で放送されることとなったのだ。

放送されるのは、月曜の午後7時からの30分間。この時間帯は86年からアニメ枠で、「シティーハンター」(87〜88年)や「金田一少年の事件簿」(97〜00年)、「犬夜叉」(00〜04年)など、名作が多数放送されている。07年10月からは「名探偵コナン」が1時間枠に拡大しているのだけど、来年1月からは日本テレビが過去に手がけた作品などが候補に挙がっていると報道されていた。今回はリメイク版のうえに30年前の「ヤッターマン」はフジテレビ系で放映されていたので、予定とは全く違ったこととなったのだ。

気になる声優陣やスタッフなど詳細は未定ながら、基本設定やキャラクターはオリジナル版そのままで、エピソードは書き下ろしとなる予定。毎回の物語に時事ネタなどを盛り込んでいくのだそう。ちなみに、ドロンボーの女ボス、ドロンジョの脚が長くなっているなど、マイナーチェンジはあるみたい。読売テレビの永井浩治プロデューサーは「誕生から30年の節目ということで、このタイミングで復活させたいという思いがあった。月曜の夜、家族団らんで安心して楽しくごらんいただけるバラエティー感覚あふれるアニメを目指します」(スポーツ報知より)と意気込んでいるのだ。

さらに、早くもキャラクターグッズの販売が決定した。タカラトミーから放送に合わせて来年1月に発売される予定で、第1弾はフィギュアや変身セットなどが登場するとのこと。

実写映画やマンガの連載開始に加え、パチスロでも新機種「ヤッターマン只今参上」が今春に登場した「ヤッターマン」。新アニメの放送開始によって、一大ブームとなる可能性もあるのだ。

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