昨年12月の「Wii」発売開始直後から、世界中で報告された「Wiiリモコンがすっ飛んで行く」という事象。これまでのゲームとは異なり、コントローラーであるWiiリモコンを振って操作する独特のスタイルを採用したことが、新しいトラブルを起こしてしまったなりよね。任天堂もゲームに熱中すればWiiリモコンが手から離れる可能性があることくらい、ある程度は想定していたはずなりが、テレビやインテリアをすっ飛んで行ったWiiリモコンが「破壊する」という報告が一時ネガティブキャンペーンに発展するとまでは、考えいなかったかもしれないなり。

こうした事象が発生したことで、任天堂はすぐにWiiリモコンの持ち方（ストラップを手首に必ず通す、など）を啓蒙するCMを展開。これが功を奏したのか、半年以上が経った最近はめっきり「Wiiリモコンがすっ飛んで何かが壊れた」という報告を目にすることもなくなってきたなりよ。もちろん、仕組みが変わったわけではないので引き続き利用には注意が必要なのは確かなりが、周知はだいぶ行き渡っていると考えて良さそうなりね。

さて、現時点でもさほど問題がなくなった状況と言えるなりが、任天堂はさらなる対策を講じてきたなりよ。Wiiリモコンに装着して使う保護カバー「Wiiリモコンジャケット」を開発し、「Wii」ユーザーに無償で配布するというなり。無償というのは嬉しいなりねぇ。

「Wiiリモコンジャケット」はクッション素材を採用した保護カバーで、万が一、Wiiリモコンがすっ飛んで行ったり、ゲームに熱中して人や物にぶかったり、Wiiリモコンを落下させたりした時にも、直で当たるよりも衝撃が緩和される仕掛けなりよ。また、従来よりもホールド感が向上するため、より「すっ飛びにくい」設計になっているなりね。

申し込みは任天堂の「Wiiリモコンジャケット受付ページ」から申し込むか、「Wiiリモコンジャケット コールセンター」（0120-565-121）に問い合わせを。なお、10月中旬から出荷される「Wii本体セット」「Wiiリモコン（単品）」「はじめてのWiiパック」には「Wiiリモコンジャケット」が同梱されるようになるなり。今後もこうした改良は続けていくようなので、より安全に楽しめるような環境作りに期待なりね。