「JFK」崩壊も、阪神のジェフ・ウィリアムス投手に米球団が熱視線。

2007/10/01 15:19 Written by コ○助

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先発投手は6回までゲームを作ればOK、残りのイニングは「JFK」の3人(ジェフ・ウィリアムス投手、藤川球児投手、久保田智之投手)でピシャリ。従来の野球の試合運びをガラリと変える革命的な投手起用法で、近年の阪神は躍進を遂げてきたなりよね。他球団も同じように中継ぎ・抑え投手を厚くすることで、「JFK」ばりの体制を整えようと試みてはいるなりが、それぞれがストッパーを任せられるほどのズバ抜けた能力を持つ「JFK」には、遠く及んでいないのが現状なりよ。

ただ、いまの阪神の強さは「JFK」に頼りすぎている部分は否めず、もし一人でも欠けてしまったら崩壊が始まるのは火を見るよりも明らか。「JFK」が絶対的な存在であるがゆえに、その反動が与える影響は大きいと言わざるを得ないなりよ。まあ、今のところ誰がケガをしているわけでもなく、直近でFA権を取得するわけでもなく、しばらくは安泰だと思う……否、思っていたいなりが……。

でも、阪神ファンにとってはちょっと心配な話題が、デイリースポーツで伝えられているなり。なんでも、慢性的な左腕不足に陥っているメジャーの数球団が、ウィリアムス投手の獲得に向けて調査を始めているというなりね。昨年オフにレッドソックスに移籍した岡島秀樹投手が、66試合に登板、3勝2敗5セーブ、防御率2.22と大車輪の働きを見せたことも、「日本球界の左腕中継ぎ投手」に熱視線が送られる要因のひとつになっているようなりよ。

ウィリアムス投手はもともとドジャースでプレーをしていたなりが、メジャー通算では37試合に登板し、4勝1敗0セーブ、防御率7.49と平凡な成績しか残すことができなかったなりね。ところが、阪神に入団してからは中継ぎ・抑えとしての才能が開花。2003年シーズンから実働5年間で284試合に登板(9月30日現在)し、今季も59試合、1勝2敗0セーブ、防御率0.56、42ホールド(同)の成績を残しているなりよ。この数字を見れば、十分にメジャーでも通用しそうなのは確かなりよね。

当のウィリアムス投手は昨年オフに2年契約を結んでいるため、来季も阪神に残留するのが基本線。ただ、この契約にはオプションの項目も存在しているようで、「一定の条件」をクリアすれば2年目の契約を行使するか否かの決定権がウィリアムス投手に与えられるそう。今季の成績を見る限り、恐らくは「一定の条件」はクリアしているはずなので、メジャーの球団が猛アタックをかければ、ひょっとするとひょっとする……なんてこともあるかもしれないなりよ。

球団にとってもファンにとっても、ウィリアムス投手の流出は絶対に避けたい事態。金銭面での勝負になった場合には勝てそうにないなりが、ウィリアムス投手も阪神を気に入っていると言われているだけに、今後も末永く「JFK」としての活躍を続けて欲しいものなり。さて、どうなることやら。

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