移行したいケータイキャリア、ソフトバンクがauを抜いてトップに。

2007/09/26 04:50 Written by コ○助

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番号ポータビリティ商戦を制したauの躍進、低迷が続いていたボーダフォンのソフトバンクによる買収劇、NTTドコモの契約者減少傾向の顕在化と、携帯電話業界に地殻変動が起き始めた2006年。年が明け、2007年になってからは新体制でサービスを充実させてきたソフトバンクが猛烈な攻勢をかけ、5月から8月まで4か月連続で契約者の純増数でトップに立つなど、auをも上回る勢いを見せてきているなりよね。そして、auとソフトバンクの激しい追い上げによって、NTTドコモの苦戦が続いているのが大まかなこの1年間の携帯電話業界の流れなりよ。

もうこのまま沈んでいくのではないかとも思わせたボーダフォン末期の頃を考えれば、今のソフトバンクはまさに奇跡的なV字回復を見せていると言える状況。ボーダフォン買収が発表された昨年3月頃は、ネットを中心にソフトバンクに対するアレルギー反応が目立っていたなりが、立て続けに発表される格安プランや、上戸彩出演のCMの好評価によって、だいぶイメージが変わってきたなりよね。混乱を招いている複雑な料金プランなど、相変わらずな部分も少なくはないなりが、それでも携帯電話ユーザーのソフトバンクへの関心は日増しに高まっている印象なりよ。

それを裏付けるような調査を、価格.comが行っているなり。8月30日から9月11日までの約2週間に行った「利用したい携帯会社はどこ? キャリア選びのポイント徹底調査!」において、ソフトバンクが「移行したいケータイキャリア」のトップに立ったなりね。どのような調査結果だったのか簡単にまとめておくと。

・「通話料金が安い」イメージはソフトバンク、au、NTTドコモの順。
・「今後の展開に期待が持てる」イメージはソフトバンク、au、NTTドコモの順。
・「旬である」イメージはソフトバンク、au、NTTドコモの順。
・「移行したいキャリア」はソフトバンク、au、NTTドコモの順。

と、昨年末から導入してきた各種サービスが上手く携帯電話ユーザーに訴求できているようなり。ポジティブな評価がこれだけ並ぶのは、ボーダフォン末期には考えられなかったことなりよね。

ただ、諸手をあげて「ソフトバンクが素晴らしい」とはならないことを携帯電話ユーザーもよく把握しているようで、逆にネガティブな評価もいくつかあるなりよ。

・「機種が豊富」なイメージはNTTドコモ、au、ソフトバンクの順。
・「本体のデザインが優れている」イメージはau、NTTドコモ、ソフトバンクの順。
・「機能が充実している」イメージはau、NTTドコモ、ソフトバンクの順。
・「キャリアのイメージが良い」のはau、NTTドコモ、ソフトバンクの順。
・「サポートが充実している」イメージはNTTドコモ、au、ソフトバンクの順。

と、端末の機能やサポート面に関しては最下位、しかも数字を見るといずれもダントツの最下位の評価がズラリと並んでいるなりね。にも関わらず契約数を勢いよく伸ばし、「移行したいキャリア」のトップに立っているのは、それだけ「料金」に対する携帯電話ユーザーのニーズが高いことを如実に現していると言えるなり。

もしキャリアを乗り換えるとしたら、どのキャリアに移行したいと思うなりか?

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