時間の流れが速い現代社会は、何かとストレスがたまりがち。そうした中で「癒されたい」という人が増えているけど、ぼくのストレス対処法の1つが、かわいい動物を見ること。特に子猫や子犬は大好き。ペット禁止の集合住宅住まいのために飼うことはできないのだけど、テレビで見かけたり友達のペットに接すると、それだけで心が和むのだ。飼うとなったら別のストレスが出てくるかもしれないので、いまの状態が一番いいのかも。

そんなぼくの心を大いに揺さぶってくれる「眠る親子猫」がネットで話題となっており、9月20日付けの朝日新聞にも掲載された。「no-waのふぉっとライフ」や「Art de Vivre」、「guru*2 from San Francisco」というブログなどに写真が載っているのだけど、いやはや、本当にかわいい。特に子猫は反則級。胸がキュンキュンして死にそうになるのだ。

この猫が話題になっているのは、そのかわいさはもちろんのこと、繁華街に現れてたくさんの人が集まって写真を撮っているにもかかわらず、ぐっすりと眠っている点。「精巧なぬいぐるみなのではないか」とか「剥製なのでは？」という意見もあるのだけど、ブログに掲載されている写真を見る限りは動いているので、本物であることには間違いないみたい。さらにミステリーなのが、都内の複数の場所で目撃されていることなのだ。

当初、猫好きの人がブログにこの親子猫の写真を載せたところ、「同じ猫なのではないか」という意見が多数あったのだとか。場所も銀座、池袋、吉祥寺と、猫、特に子猫の足では移動不可能なところばかり。猫は首輪をしており、目撃された日のほとんどが8〜9月の休日、必ずといっていいほど看板などの上で寝ていることから、飼い主が置いていってるのではないかという推測が立てられているのだそう。

朝日新聞には、日本動物愛護協会へ「眠る親子猫」に関する問い合わせが寄せられており、同協会の事務局長による「猫にとって好ましい、適正な取り扱いとは言い難い」というコメントが掲載されている。たしかに、大きな道路に近い場所にも出現しているようだし、危険な感じはしなくもない。ただ、気持ちよさそうに眠っているので、少なくとも猫たちにとってはストレスになっていないようなのだ。

不思議でかわいい親子猫、もし見かけたら、ぜひご一報を。ぼくも探しに行こうかな。