ヤクルトの古田敦也兼任監督が退団へ、成績不振で引責辞任。

2007/09/18 22:09 Written by コジマ

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阪神、中日、巨人の三つ巴で争われている今季のセ・リーグ。クライマックスシリーズの導入も必要なかったんじゃないかと思わせるほど盛り上がっているのだ。一方で、その3チームに大きく水を開けられている横浜、広島、ヤクルトだけど、特にヤクルトは昨年の3位がウソのように低迷しているのだ。

こうしたことから、古田敦也選手兼任監督が今季限りで辞任することがウワサされたのは、Narinari.comでもお伝えしたとおり。そのときは、OBで評論家、スポーツキャスターの栗山英樹氏が後任候補に挙がっていることが報じられた。恩師の野村克也・楽天監督とともにプロ野球史上最高の捕手といわれた古田監督も選手としての成績が落ちており、球団は現役引退を打診されていたのだけど、監督としては続投を要請していたのだ。

しかし、9月17日にBクラス入りが確定したことからか、球団は慰留をあきらめ、古田監督の意向を受け入れることを決定した。今季限りで選手としても監督としてもチームを去ることが決まったのだ。正式な発表は9月19日に行うとのこと。

古田監督は、野村監督譲りの緻密な野球観や日本プロ野球選手会の会長として04年の球界再編時に大活躍したことから、監督としての手腕が大いに期待されていた。ぼくも監督として活躍することを疑ってなかったので、新たな名将の誕生にわくわくしていたのだけど、選手としても監督としてもなかなか思うようにいかなかったのはちょっと残念なのだ。

こうなると、監督に専念した古田監督の采配を見てみかった気がするけど、退団の意志は固いみたい。「メガネデー」や「傘振りコンテスト」などで、野球に興味がない人でも興味をもたれつつあった神宮球場が、古田監督の退団によって盛り下がらなければよいけれど……。

後任候補としては、栗山氏のほかに同じくOBで西武の荒木大輔投手コーチなどの名前も挙がっているのだそう。荒木コーチが監督となれば、高校の後輩である早稲田大学の斎藤佑樹投手とのパイプが築けそうだけど、それはまだ先の話。球団はとりあえず栗山氏に任せて、3年後に荒木コーチが監督に就任するを狙っていたりして。

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