学研「歴史群像」から出題、クイズで戦うDS向け「ものしり戦国王」。

2007/09/13 14:17 Written by コ○助

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ゲームやマンガ、大河ドラマにグッズの数々……。いま、若い世代を中心に戦国時代がブームとなっているのは、さまざまなところで話題になっているので、ご存知の人も多いと思うなり。過度に「美形」で、「美化」された戦国武将のキャラクター像には賛否があるものの、間口が広がって、たくさんの人が歴史に興味を持つことは良い傾向なりよね。とかく「勉強」のイメージが付きまとう歴史の分野は、ほかの趣味のジャンルに比べると取っ付きにくい世界なのは確かなりが、こうして足を踏み入れるきっかけが増えてきているのは、歴史好きの一人として素直に嬉しいなりよ。

前述のように、いまの戦国時代ブームにはゲームの貢献度が大きいと言えるなり。コーエーの「信長の野望」シリーズや「戦国無双」、カプコンの「戦国BASARA」など、男女問わず楽しめる作品が生まれ、大ヒットしているなりね。でも、こうしたゲームの多くは、シミュレーションゲームやアクションゲーム。ほかのジャンルの作品はゲームにしにくいのか、なかなか出てこない状況が続いていたなりが、グローバル・A・エンタテインメントが11月に、戦国時代をモチーフにした異色のクイズゲーム「歴史群像presents ものしり戦国王」をニンテンドーDS向けに発売するなりよ。

戦国時代をモチーフにしたクイズと言えば、オールドゲームファンならカプコンの「クイズ殿様の野望」を思い起こす人も多いと思うなり。プレイヤーは織田信長や徳川家康、武田信玄などの戦国武将となり、クイズに答えながら領土を拡大し、全国統一を目指す……というゲームだったなりが、そのクイズの内容は歴史とは全く関係がなく。「クイズで全国統一」というコンセプトを楽しみつつも、歴史好きにとっては少し物足りない内容だった感が否めないなりね。

でも「ものしり戦国王」は、ゲームの流れ(クイズに答えて領土拡大→全国統一)は「クイズ殿様の野望」とほぼ同一ながら、クイズは歴史好きの必読書「歴史群像」シリーズ(学研)から出されるという、本格的な歴史問題が楽しめる作品になるなりよ。それが逆にマスの興味を失わせてしまう可能性もあるなりが、少なくとも歴史好きにとっては魅力的に映る「ツボ」と言えるなり。

「合戦中はつねに兵糧が消費されていくので、敵を倒すまでの兵糧が必要」「兵力を増強する徴兵や、兵糧の購入は武将を使って行う」「武将は、各国にいる浪人や倒した国の武将から出題されるクイズに正解することで仲間に引き入れることができる」(ファミ通より)と、シミュレーションゲームの要素もありそうな「ものしり戦国王」。歴史好きな人は、ぜひチェックしてみてくださいなり。

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