レストランの値段世界一はロンドン、前回首位の東京は3位に後退。

2007/09/12 23:58 Written by コジマ

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ぼくはできるだけ自炊することを心がけているのだけど、外食はやっぱり楽しい。自分では作れない料理が味わえるし、後片付けの心配がないから楽なのだ。その外食をするにあたって、いくらまで出せるか。お酒を飲むとしても、やはり3000〜6000円程度ではないだろうか。しかし、米レストラン評価会社のザガット・サーベイの調査によると、東京の平均外食費用は約8100円だったそうなのだ。

この調査は、東京版と大阪版も出しているザガット・サーベイの調査員が、世界の都市で同じような内容で食事をし、飲み物や税、サービス料を含めてその値段を比較したもの。東京が約8100円(35.10ポンド)というのも驚きだけど、昨年の同調査で1位だった東京を上回ったロンドンとパリは、それぞれ39.09ポンド(約9060円)、35.37ポンド(約8200円)だったのだ。

東京でも約8100円という値段が高すぎるように感じるように、1万円に届きそうなロンドンもあまり現実的な数字ではないのかもしれない。あくまで平均だし。しかし、昨年に比べて2.9%上昇しており、ザガット・サーベイのティム・ザガットCEOも「ロンドンでの外食がいかに高くなったかに驚いている」(ロイターより)としているのだ。

米国ではこれに比べて大幅に下がり、ニューヨークで19.30ポンド(約4400円)、ロサンゼルスで15.63(約3600円)ポンドと、とても身近な価格になっている。これで米国は量が多いのだから、日本は数字以上の損があるかもしれない。

一方で、週あたりの外食回数は東京が3.6回のトップで、ニューヨークは3.4回、ロンドンは2.5回。これらから推算すると、1週間にかかる外食代は東京が約2万9160円、ニューヨークが約1万4960円、ロンドンが約2万2650円。同じくらいの外食回数で、東京とニューヨークでは実に1万5000円ほどの開きが出てしまう。これが1年となると……うーん、怖くて計算できないのだ。

外食産業の発展は同じ東京でも地域差があるようで、ぼくが育った東京の向島地域は値段が安いところが多いのに状況はあまり芳しくない。アルバイト時代に聞いた話では、「ドミノピザ」の売り上げが23区内にある各支店で最下位だったのだそう。こうした地域に1回の食事で8100円もかかる店ができたら、数カ月で潰れてしまいそうなのだ。

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