少林拳が日本の「忍者」に敗北? ネットの書き込みに総本山が激怒。

2007/09/04 05:49 Written by コ○助

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ジェット・リー(リー・リンチェイ)が主演したアクション大作「少林寺」をはじめ、中国・香港映画の題材になることが多い武術・少林拳(広義の意味でカンフーを含む)。中国河南省の崇山少林寺を総本山とする少林拳は言うまでもなく中国を代表する拳法で、映画などのイメージから「肉体を極限まで鍛え上げた僧侶が、己の身体だけで戦う拳法」を連想する人が多いと思うなり。鋼の肉体に軽やかな身のこなし、多彩な蹴り技などから、「最強の武術」と評する格闘マニアもいるなりね。

そんな少林拳に戦いを挑んだという一人の「忍者」が、いま、中国のネットで大きな話題を呼んでいるなり。その男の名は山本義清。伊賀流忍者の後裔にあたり、30年に渡って鍛錬を積んできた山本義清は、日本の武術の起源が中国にあると考え、中国を代表する武術の少林拳への挑戦を決意。5年間の準備期間を経て昨年11月某日の真夜中に少林寺を訪れたというなりよ。

山本義清はいきなり挑戦状を叩きつけて対戦を要求、少林寺にとっては突然の「招かざる客」だったなりが、これを受けた少林寺側も代表を立て、午前3時過ぎに試合が始まったなり。ところが結果は少林寺側の惨敗で、山本義清は「少林寺に勝つために5年間準備をしてきたので、5年間の時間を与える」と、5年後の第2試合を予告した上で少林寺を後にしたというなりよ。なんてクールな格闘家なりかね(笑)。

と、これが実話ならば面白い話なりが、この話の真贋は残念ながら不明。8月25日に中国のポータルサイトにある掲示板に、「Five Minutes Every Day」と名乗るユーザーが書き込んだことだけは分かっているなりね。ただ、当事者として登場する少林寺は、この書き込みに激怒。「いわゆる敗北は純粋なでっち上げで、われわれはこのインターネットユーザーに対し、過ちについて国中に謝罪することを要求する」(ロイターより)と、謝罪要求が飛び出すほど、相当な勢いでご立腹なりよ。

少林寺が否定している以上、実在するのかどうかも分からない山本義清なる人物が実際に名乗り出ないことには憶測の域を出ようがないなりなりが、果たして本当の話なのか、単なる作り話なのか。真実はいかに。

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