JUN SKY WALKERS(S)が再結成、11月からの全国ツアーも決定。

2007/09/03 22:47 Written by コジマ

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第2次バンドブームが吹き荒れた1980年代後半、東京・原宿の歩行者天国から全国的な人気者になったバンド、JUN SKY WALKERS(S)。現ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトと真島昌利らによるTHE BLUE HEARTSなどとともに、現在のミュージシャンたちに大きな影響を与えているのだ。03年には、ベストアルバム『WALK TOWARDS THE FUTURE〜JUN SKY WALKERS(S)』とともに、175RやAI、ゆず、HIGHWAY61らが参加したトリビュートアルバム『WALK TOWARDS THE FUTURE 〜JUN SKY WALKER(S) TRIBUTE〜』が発売されている。

97年に東京・日比谷野外音楽堂でのライブで解散したのだけど、ボーカルの宮田和弥は元ユニコーンの川西幸一らとともにジェット機を結成し、現在も活動中。93年に脱退したベースの寺岡呼人はゆずや藤木直人をプロデュースしているほか、メンバーが流動的な寺岡呼人&Golden Circle of Friendsとして活動し、ライブイベント「Golden Cercle」も主催。今年7月にはこのイベントから派生した松任谷由実とゆずとのユニットで「ミュージック」をリリースし、ジュンスカの「白いクリスマス」以来12年8カ月ぶりとなるオリコンシングルチャート1位を獲得したのだ。

このほか、ギターの森純太は元The Garage FlowerのSADAらとともにBARBIE ATTACK DOLL(S)として活動中で、鮎川誠や甲本ヒロト、チバユウスケらとイジワルケイオールスターズにも参加。ドラムの小林雅之はスカコアバンドのPOTSHOTに参加後にフリーミュージシャンとして活躍している。寺岡呼人脱退後に再加入したオリジナルメンバーの伊藤毅は、ジュンスカ復帰で解散したTHE VANILAの活動を再開したのだ。

こうしてそれぞれに活躍しているメンバーだけど、来年にデビュー20周年を控えた今年、再結成することが決定した。メンバーはメジャーデビュー当時の宮田和弥、森純太、寺岡呼人、小林雅之の4人で、小林雅之が「みんなで一緒に飲もう」と呼びかけたことで、5月には東京・渋谷のライブハウス「La.mama」の25周年、名古屋のライブハウス「E.L.L.」30周年の各イベントに、2夜限りで再結成。そのときに感じた手応えから、本格的復帰を決心したのだとか。

ジェット機でも宮田ジェットとして若いファンの心をつかんでいる宮田和弥は、デイリースポーツに「4人でしか出せない音がある。年を重ねても変わらない。変わらないパワーこそが本物。変わらないことが進化」とし、「初心に帰って、あのころの気持ちに戻ってやっていく。今の僕らだからつかめる何かがあると思う。20周年を4人で旅したい」との意気込みを語っているのだ。

11月25日の神戸WYNTERLANDを皮切りに、全国4カ所でのライブも決定(詳細は公式サイト参照)。来年も全国を回るツアーを行うようなのだ。テレビ出演も続々と決まっており、9月6日のフジテレビ系「めざましテレビ」、9月20日のテレビ朝日系「アメトーーーーーーク!懐かしテレビ&アニメものまね高速ベロSP」などなど。「めざましテレビ」では過去の映像も放映されるので、お見逃しなく。

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