全米一「パーティが大好きな学校」、今年のランキング結果は?

2007/08/22 13:12 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール真木が海を渡ったきっかけ、それは大学入学でした。確かバブル経済がはじける直前で、海外留学をするのがかなりポピュラーになってきた頃ですね。以前から漠然と米国に行ってみたいという夢はあったのですが、これといって計画もしなかった当時高校3年生のワタクシ。しかし通っていた学校に送られてきた「米州立大学の推薦入学枠のお知らせ」という、一通の手紙が人生を決めてしまったのです(笑)。

それこそ応募の締め切りが2週間後かなにかで、書類の準備を含めると親の説得に使える時間はなんと数日。しかしながらワタクシの親は、急に

「アメリカの大学に行かせてくれ、答は明日までに」

などとのたまう娘の願いを受け入れちゃったからスゴイ。今でも感心および感謝しております。まあ、内心はヒヤヒヤしていたと思うけど……。

さて、そんなウォール真木が入学したのがウェスト・ヴァージニア州立大学。ジョン・デンバーの名曲「カントリーロード」で有名なこと以外は、米国人の間でさえ、どこにあるのか正しく知っている人が少なく、また隣の州であるヴァージニアと一緒だと勘違いしている場合も多いという、いわゆる「田舎」な場所です。大学のキャンパスがあるモーガンタウンも一歩外に出てしまえば、農場が広がるような「陸の孤島」だし(笑)。でもその分、大学都市として栄える街でもあるのですが……。

さてその母校、ウェスト・ヴァージニア州立大学なんですが、今年の「全米No.1のパーティ・スクール」という王冠を手にしてしまいました。受験情報、模擬試験などを扱う「プリンストン・レビュー」という企業が、毎年いろいろなカテゴリの大学ランキングを発表しています。その中で特に毎回注目を浴びるのが「どの大学の学生が一番パーティ騒ぎをしているのか」という部門。このランキングで、また堂々の1位になったわが母校。しかも今「また」と書いたのは、過去にも選ばれたことがあったからです(涙)。

確かにキャンパスに隣接するダウンタウンはバーばっかりだし、週末ともなれば、学生が家や寮で開催するパーティでものすごく賑やか。ハメを外したがる大学生にはもってこいの環境です。今回この話題を扱ったCNNの記事に登場する同大学に通う女生徒も、

「あらゆる種類のパーティーが開かれていて、行きたい場所に行ける」

と語っているのですが、それはウォール真木の記憶とあわせても、正しいかと(笑)。

ただ、このインタビューに応えた女性は、学生はパーティに行く時間と勉強する時間、その正しい使い方をわきまえている、と同校の学生たちをフォローするコメントも。しかしながら、今回「プリンストン・レビュー」が同時に行った「Their Students (Almost) Never Study」(学生がほとんど勉強しない)学校、というランキング部門でもウェスト・ヴァージニア州立大学は見事1位だという事実を、彼女が知っていたかどうかは不明です(笑)。

まあ卒業生の一人としていわせてもらえば、

「ちったぁ、勉強しやがれ!」

ですかね、はぁ……(ため息)。

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